
くらぱ
@reads_MS
2026年8月16日
「幸せ」について考えよう
島田雅彦,
浜矩子
読み終わった
文学、哲学、経済学、心理学。それぞれの分野から導き出される幸せの定義、概念が多様で面白かった。
特に古典派経済学については知らなすぎて、現代とは違ってちゃんと文化人類学をやっているんだと感心した。
人々がそれぞれの幸せをみつけられることが幸福な社会なのであって、その概念を押し付けないことが案外大切なのかもしれない。
近代哲学以降、社会一般に適応できる「幸せ」について語られることが少なくなっている理由が少しわかった気がした。
一方で、やはり幸福の形を選ぶ「自由」というのは現在でも形を変えて語られる価値があると思ったので、それについて考えようと思う。
本書の中でも、個人の幸福の追求のみに焦点を当てることってやっぱりなくて、結局は、社会の幸福を抜きに個人の幸せなんて有り得ないということなのかもしれない。
だから、個人主義を推し進めて何でもひとりでやっていけるんだという傲慢な個人を、社会は掬いあげないと。私たちは、どこまでいっても本性的に社会的動物であるみたいだ。