ちぃ
@shi_0915
2026年8月16日
烏百花 白百合の章
阿部智里
読み終わった
八咫烏シリーズ 外伝2作目
いやいや、"本編には入り切れない小話"なのに、一作一作がやわくでもしっかり心臓を握り潰そうとしてくる。笑えて泣けてほっこりできて、それでいて過去に想いを馳せて苦しくなったり未来への伏線らしきものにソワソワさせられたりと、短編集とは思えないくらいの満足感。
冒頭の「かれのおとない」はしんどくてしんどくてしんどくて、けど目を背けることのできないお話。
う、う、う、茂さん…………
雪哉、お前も幸せになるんだ、ぞ、(楽園の烏読了済みゆえに体中が冷えて仕方ない)
最後の「きんかんをにる」は、本編では生まれて間もない紫苑の宮がおっきくなってた…!とってもほっこり読めたのだけど、本編の不穏さと見えていない恐れがチラついて、集中でき、なかったわけではないけど、早く本編が読みたくなりました。
圧倒的に好きなのは「ちはやのだんまり」。なんやかんや世話焼きで武闘派な明留は可愛すぎるし千早お兄ちゃんは千早お兄ちゃんとして解釈一致すぎたし、最後の一文で吹き出しました。短編集の中でもオアシスのような一作!
書き出したらキリがないくらい全部、読書中も読了後も色んな感情で埋め尽くされて、本を読む楽しさが詰まりすぎていた。早く続きを読みたいけど地獄が待っている気がして読めない、いや読みたい、いやでも、でずっと戦っている。