
サブレとポッポの往復書簡
@snowflake
2026年8月16日
子のない夫婦とネコ
群ようこ
読み終わった
読書日記
@ 自宅
思えば、私も子供の頃から犬や猫が当たり前にいる家庭の中で育ちました。そして、どんなに帰る時間が遅くなっても、天気が悪くなったとしても、飼っていた犬の散歩は決して欠かすことなく、そしてどの子に対しても、側に寄り添って最期を看取ってきた母の芯の強さというものを、改めてこの短編集を読みながら思いました。
今の私は、諸々の事情で生き物を飼うことは出来ないですが、時々外に出た時などに、人馴れした猫が思いがけず体を撫でさせてくれたりすると、固まっていた心もふんわりと和らぎます。そして、散歩、というよりは飼い主さんと走っている犬を見かけると、ふと、子供の頃に自分も同じように一緒に走っていた記憶を思い出して、少しだけ元気になったり、時には切なくなったりすることを、また思い返させてくれた一冊でした。
あと、ひとつひとつが独立した短編集なので、自分や誰かに近しい好きなお話を選んで、読んで聞かせてあげるのも良いかもしれない、って思いました。