
rsan
@rsan_0309
2026年7月26日

楽園
夕木春央
読み終わった
ネタバレあり
やはり最後のエピローグの部分が面白かった。
殺人犯についてはおおよそ予想できるけど、それでもなおひっくり返されるというのが夕木さんの作品の面白いところ。
結局、全て犯人の手のひらの上で転がされていたんだな…という感覚になる。
方舟や十戒を読んだ後は驚きや恐怖で呆然とした感覚になったのだけれど、今回の楽園はまた違った感覚だった。
もちろん驚きや恐ろしさの感情もあったのだけれど、個人的にはかなり好きな展開だった。
二人が同じ十字架を背負うことで、強固な関係性で結ばれるというのが、とても素晴らしいと思った。
やってることは立派な殺人なので、相手も殺人犯とはいえ、認められることではないが、だからこそ二人の関係性が崇高なものに見える気がします。
でも方舟や十戒であれだけの展開を作り出して今作が期待されるなかで、どんでん返しや着地点をここまでに用意できるのは、すごすぎると思いました。
講談社の特設ページでは彼女の物語としてはここで完結するとのことで、続編は無さそう。
いずれにしても、夕木さんの今後の作品も注目していきたいなと思いました。