
橘海月
@amaretto319
2026年8月16日
扉は閉ざされたまま
石持浅海
読み終わった
#ミステリ
大学時代のサークル仲間が同窓会的な集まりを開催する。そこで殺人を計画する主人公。刑事コロンボのように犯人は冒頭から明かされてはいるが、動機と展開はわからず。当初予定していたスケジュール通りに物事が進まずイライラする主人公とは対照的に、探偵役は冷静沈着で主人公を追い詰めてゆく…。
犯人は探偵に見破られるだろうとは誰もが予想しながら読み進めただろうが、そこからの結末は予想外だった。ただ著者の別作品で、完全犯罪の穴を指摘するものがあり、それの亜種と思えば納得。わずかな手がかりで真相に辿り着くのはややご都合主義と思えなくもないが、犯罪が暴かれるかだけでなく主人公と探偵の微妙な関係性の行末もあり、そこまで中弛みはせず楽しめた。

