
ゆる
@yurumogu
2026年8月16日

読み終わった
クラシックな本格推理モノとして大変よかった。嵐の孤島、壊される無線機、連続殺人、遺された宝探しパズル、3年前の事件、ほんのひと匙のロマンス……という「これこれ!」ってなれるクラシックさがよりどりみどり。
派手で大掛かりなトリックがあるわけではなく、提示された情報を整理して、ほんの少し発想を飛躍させれば解けるようになっていて(しかし堪え性のない私は真相知りたさにすぐ解決篇へ突入してしまったのであった……)、その「自分でも解けたかもしれない」と思わせてくれるシンプルな論理パズルがよかった。
それから宝探しもちゃんとやってくれたのが個人的にはかなりポイント高い。コナンでいうと『探偵団サバイバル事件』が子供の頃からのお気に入り。ポーの『黄金虫』も好き。やっぱ宝探しモノはいいよな〜。
それから『月光ゲーム』読んでから結構間が空いたこともあり、アリスが関西弁で喋ることを完全に忘れてて新鮮にビビるなどした笑
地の文でも意外と手厳しいツッコミがちょいちょい出てきて、それが重たくなりがちな雰囲気にコミカルなアクセントを添えてて、やっぱりこう全体的にバランス感覚がいいなって感じる。
あと江神部長のキャラ造形というか、探偵スタンスもよかった。でもこれやり過ぎると湿っぽくなると思うんだけど、そうならないギリギリの引き際を心得ているというか、総じてバランス、バランスがよい作品であった……!
これで『双頭の悪魔』への切符を手に入れたので、読むのが楽しみ。
ちなみにいちばん好きなシーンは、満を持してハブが登場したところ。





