
春の-yoc
@yoc8383-book
2026年8月16日

三つの小さな王国
スティーヴン・ミルハウザー
読み終わった
精緻な文体が印象的な3篇
徐々にずれていく歯車
日常の先にある魔法のような世界を想像する
『J・フランクリン・ペインの小さな王国』
緻密なドローイングとこだわりを貫く漫画家と周囲の人々
「ほのかに光る青い夜空」や「夏の夜の暗い魔法」に「酔った月」ミルハウザーならではの表現と
1コマ1コマに対する描写の細やかさが印象的
『王妃、小人、土牢』
猜疑心に囚われた王がもたらす悲劇
物語が持ち得る幾つもの未来を思う
『展覧会のカタログ』
架空の画家の展覧会カタログ
文字を通して絵を鑑賞し,背景に広がる画家の人生を読む
構成の面白さと緻密な描写,青い夜の広がり
視点の切り替えや俯瞰と近接を繰り返す物語と好きな要素が盛り沢山
それにしてもあの物語の王は苛立ちますね


