
ポンズ
@pons
2026年8月15日
急に具合が悪くなる
宮野真生子,
磯野真穂
読み終わった
前々から読みたかったので、映画を見る前に読んじゃおうと。
磯野真穂の『なぜふつうに食べられないのか』を以前読んだが、そこで磯野は「ふつうに食べられない」人々の語りから彼女らの経験からは身体性が失われていることを指摘していた。
とはいえ、その指摘自体も言語的な営みであるわけで、そこに身体性はないとも言える。
本書では末期がんという「急に具合が悪くなる」状況を目の前にして医学の「リスク」という統計を根拠とした科学的分析と、「なぜ他でもないこの私ががんに?」という実存との対比が、友人同士の書簡という形でドラマティックに展開される。
ドラマティックと言ったが、「ドラマ」として消費するには心が痛い。
とりあえずキーワード
リスク社会、和辻哲郎の「信頼」と「約束」、九鬼周造の「偶然性」、インゴルドの「ラインズ」