急に具合が悪くなる

157件の記録
- sr@sr_orc2025年5月23日読み終わった202505読了今きっと点で生きようとしているので、少しだけ、ラインを引くように、踏み跡を刻むように、網目を結ぶように、他者と関わることで初めて生まれてくる自分について、少しだけ考えています。 引用 「でも、たぶんこの恐れが、病気の人と、そうでない人の会話を硬直させていくのだと思います。前便で宮野さんが書いてくれたように、病気を持たない側は、「何もわからない健康な人間が口出ししてはいけない」といった気遣いと、それを何かで踏み越えた時に、相手から拒絶される恐れを抱きます。 他方、病気を持つ側は、こんなことを言ったら相手の負担になるのではないかと気遣い、同時に、相手に負担と思われてしまった時に自分が抱えるであろう傷の深さを恐れて口をつぐみます。」 「結果、言葉は「整った、遊びのない」ものになり、言葉は硬直し、そこに問題があるのに互いにないふりをする、病院における死がどのように扱われるかを調査した社会学者のバーニー・グレイザーとアンセルム・ストラウスが「相互虚偽」と名付けたごっこ遊びが始まります。」 この部分のお話で、「病気」の文字はあらゆる言葉に置き換わりうるのでは、と思いながら文字を追っていました。 メモ 「私の生は何かの途中で打ち切られざるをえない。人生は完成することなく、人間はつねに「自分の未然noch-nicht」──つまり、まだ達していない途上──を生きる存在なのです。そんな存在がどうやって完璧に責任をとるというのでしょう。」 「アメリカの文化人類学者であるクリフォード・ギアツ残した言葉「人は自らが紡ぎ出した意味の網の目の中で生きる動物である」」 磯野さんのブログにて。 http://blog.mahoisono.com/b093/
- okabe@m_okabe2025年5月22日読み終わった濱口竜介監督によって映画化されるとのことで、興味を惹かれ読んだ。 いかに自分は確率論や必然性の中でこれまで生きてきたか。世の中は案外、運命や偶然の積み重ねでできている。そして、人と人との出逢いの中で偶然を生み出すことだってできる。 死を目前にした哲学者の言葉によって、自分は生きる勇気をもらったと思う。
- リト@leato2025年5月16日読み終わった借りてきた「関係性を作り上げるとは、握手をして立ち止まることでも、受け止めることでもなく、運動の中でラインを描き続けながら、共に世界を通り抜け、その動きの中で、互いにとって心地よい言葉や身振りを見つけ出し、それを踏み跡として、次の一歩を踏み出してゆく。そういう知覚の伴った運動なのではないでしょうか。」 「未来に向けて他者とともに何かを生成しようという動きをその人が手放さなければ、人間はこんなにも美しいラインを描き続けることができる。」
- riu@riufish2025年5月15日読んでる再読中濱口さんのファンです 映画化されると知り あーっ!もっかい読みたいー 本を読み返すのってとても好き だからなのか読み終わっても どーしても本はさよならできない
- よしまさ@yoshimasa2025年5月13日読み終わった濱口竜介により映画化されるとのことで読んでみた。 死期が迫る中でも考えることをやめない哲学者と それをアシストする人類学者の壮絶なまでの手紙のやり取り。考え抜いた末に2人が辿り着いた結論が美しく、言葉を交わすことや考えることの力を感じました。
- 𝚗𝚊𝚝@sapphicalien2025年5月10日読み終わったなにかと読みたかったものの読まずにいたのを濱口効果で読んだ(激烈にミーハーなので) すさまじいものを読んでしまったという感覚と、『埋没した世界』を読んだときにも思った往復書簡という形式だけが紡ぎうる言葉と物語のパワーに圧倒された感じとが
- 北村有(きたむらゆう)@yuu_uu_2025年5月10日読み終わった魂と魂の語り。病気を患った哲学者と、対話の受け止め役に選ばれた医療人類学者の磯野さん。宮野さん、すごくカッコいい人だったんだろうな。彼女に向き合う磯野さんの姿勢も、これが美学ってものなんだ……と思った。 「弱さ考」で紹介されていた本なので、またあらためて「弱さ考」に戻ったら別の気づきがあるかも。
- いま@mayonakayom222025年5月8日再読中映画化!と聞き再読中。 既に広がっていると思うけどこれを機にたくさんの人に読んでほしい。 過去の自身の読書記録より改変と引用: 深い思索から出てくる二人の言葉のやりとりは序盤からとても引き付けられる。特に第8便以降に出てくる言葉たちの素晴らしさに胸が熱くなった。生きていく上で他者と出会い自己を生み出す、そのきらめきが記されていた。 「未来に向けて他者と何かを生成しようという動きをその人が手放さなければ、人間はこんなにも美しいラインを描き続けることができる」
- いっちー@icchii3172025年5月8日読み終わった映画化持ってる映画化めでたすぎる!!!!! しかも監督は濱口竜介さん。今から楽しみすぎる https://www.mahoisono.com/allofasudden
- M3ax7uZ4@M3ax7uZ42025年5月8日気になる濱口竜介監督が映画化。 ▼引用 哲学者と人類学者の間で交わされる「病」をめぐる言葉の全力投球。 共に人生の軌跡を刻んで生きることへの覚悟とは。 信頼と約束とそして勇気の物語。 もし、あなたが重病に罹り、残り僅かの命言われたら、どのように死と向き合い、人生を歩みますか? もし、あなたが死に向き合う人と出会ったら、あなたはその人と何を語り、どんな関係を築きますか? がんの転移を経験しながら生き抜く哲学者と、臨床現場の調査を積み重ねた人類学者が、死と生、別れと出会い、そして出会いを新たな始まりに変えることを巡り、20年の学問キャリアと互いの人生を賭けて交わした20通の往復書簡。
- 綿@shelf_soya2025年5月7日かつて読んだこの本を読んでよい読書体験だったと思う層、この読書アプリを使う層、濱口竜介の映画を好んで観る層は被ると思ってはいるけれど、それらの人たちがこの本の映画化を本当に喜ぶ層なのか、かなり疑問
- だるま@daruma_01062025年5月7日かつて読んだ再読したい映画化されると聞き、再読したい 最後の方すさまじい心情になった記憶があるのに内容が思い出せない 設定や世界での撮影があると知り映画も観たくなっている
- 北村有(きたむらゆう)@yuu_uu_2025年5月4日読んでるP23 自分の人生がまったく別のものであった可能性を考えてみることは、私が自分の人生というものを引き受ける上で、大切な思考の手がかりである気がします。 P50 そもそも「選ぶ」って何だろうと思うのです。合理的に比較検討することはできるけど、私たちは本当に合理的に「選ぶ」ことなんてできるのだろうか、そんなふうに「選ぶ」ことが「選ぶ」ということなのだろうか、と。 ☘️ 『弱さ考』でおすすめされていたので。今の自分ではない自分になっていた可能性について、定期的に考えを巡らせることは、自分のなかにある傲慢な部分を取り除く意味でも大事な気がする
- よあけ@mogumogu2025年3月8日かつて読んだ哲学者の宮野さんと人類学者の磯野さんの往復書簡。宮野さんはがんの転移が見つかっている。 お二人の、魂をかけた、真摯な、そしてお互いへの信頼と愛情を感じる言葉たちに圧倒された。 こんな風に言葉を扱えるなんてすごい。 本当に読んで良かった。
- 清水@shimizuakila2025年3月8日かつて読んだ昨年、山形の美しい夏に田んぼのど真ん中で読んだ。夏に向かう季節の往復書簡であったことにどうしようもなく泣けた。私はやっぱり、人が世界に対して勇敢であろうとする(内心でどれほど蹴つまずいていたとしても)瞬間が好きなんだと思った。
- しおみん@eriko_cc2020年1月10日買った読み終わった今までいちばんたくさん人に贈った本だと思う 私自身、何度読んでも新しい発見が絶えない 磯野さんと宮野さんの思考と言葉を借りて、自分のことを考えてみたい人に この本を読んだ後、偶然にも仕事でご一緒した方が元宮野ゼミ生なことがわかり、すごく驚いたというオマケがある