柏書房 "紙の上で考えることの歴史" 2026年8月17日

柏書房
柏書房
@kashiwashobo
2026年8月17日
紙の上で考えることの歴史
紙の上で考えることの歴史
ローランド・アレン,
小林玲子
📓新刊のお知らせ📓 紙に文字や絵を書くことは、人類の思考と脳をいかに変えてきたのか? 白紙の本ーーノートについて、紀元前から人類に与えてきた影響をたどる初の書籍! 8月24日刊行予定です。 📓・・・・・・📓・・・・・📓・・・・・📓  何も書かれていない白紙のもの。この白紙の本がいかに私たちの考え方を変え、世界を変える手助けをしたか。    ノートは800年もの間、ひとつの世界を形作ってきた。  中世までは、公式にはラテン語を使い、神の言葉を高価な羊皮紙に書き写すことが主流の手稿本の時代だった。それが紙が広く使用されるようになって帳簿の時代となる。それまでの蠟を使用した木簡とは異なり、書き直すことができなくない紙の帳面が使われるようになった。また綴じることで改竄もしにくくなり、簿記の重要性が増し、ベネチアなどでの商業の発展につながっていく。  絵画の話では、紙の上で試し書きをすることで絵描きがデッサンを重視できるようになり、絵の具の使い方も飛躍的に発展した。  あるいは家計簿を利用することで、個人的な出費や出来事を書き留める手段として発展していく。詩、レシピ、占星術などを書き留める習慣ができていく。それから船舶と航海、積み荷、出世の記録までも生まれていく。手書きの地図が重要となり、航海に関しては数学も必要だった。そして紙の上で計算することができるようになるーー    これまで見落とされてきた「ノート」の役割と魅力について、本書ではさまざまな角度から検証していく。書籍にまつわる話は数多く刊行されているが、白紙のノートに関する本はこれまでなかった。  私たちは書くという行為を手放してはいけない。それは、デジタルの時代だからこそ気づかなければならないのだ。
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