
柏書房
@kashiwashobo
ジャンルを問わず様々な書籍を刊行している出版社です。新刊・既刊問わずおすすめの書籍をご紹介します!
- 2026年6月24日
みんなこうして連帯してきたジェイク・ホール,安藤貴子出版社より「こいつらは差別されて当然だ」と思われている社会で、「それは違う」と声を上げること。「こいつらは貧しくて当然だ」と、能力主義で人間が蹴落とされる社会で、「そんなことはない」と、共にご飯を食べること。それもまた社会を変える運動だということを、本書は教えてくれます。 ——高井ゆと里さん(倫理学者) 分厚い本だから一瞬ハードルを感じたけれど、杞憂だった。色んなイシューや人物が出てきて、どこからでも読める。読み手がそれぞれ自分との交差点を見つけられる、そんな一冊です。本当におすすめ。 ——辻愛沙子さん(クリエイティブディレクター) 最初は分からなかった二つのボックスとそれを交差させるラインがあしらわれたカバーの意味。読み進めるなかでそれが分かったと感じられる瞬間があり、またその意味によって勇気づけられた。 ——川名潤さん(装丁家) ⫘⫘⫘⫘⫘⫘⫘⫘⫘⫘⫘⫘⫘ “権力者が団結を嫌うのは、それが搾取への抵抗という共通の目的をもつさまざまな人々を一つにするからだ。”(本文より) 過去に芽生えた希望がわたしたちの命綱。だからこそ、権力者にとって「いちばん都合の悪い歴史」を記憶しよう。「アライシップ」という言葉が生まれるずっと以前から存在した、団結と正義のための闘いに目を向けるための一冊。 【本書の特徴①「分断を超えてつながる!」紡ぎ直されるクィアな社会運動史】 有色の人も、障害のある人も、肥満の人も、移民も、難民も、ホームレスも、セックスワーカーも、フェミニストも、先住民も、気候変動活動家も、労働組合員も、ゲイも、レズビアンも、トランスも、ドラァグも…… 異なる人々が、どのように手を取り合い、社会を変えようとしてきたのか。「失敗」と見なされた運動の中にも、小さな勝利の可能性は埋もれている。労働者階級出身のクィアが綴る、世界に散らばるありえないような(実際にあった)団結の記録。 【本書の特徴②「抗っても変わらない?」絶望を反転する力強い物語たち】 人種差別、移民差別、女性差別、同性愛者差別、トランスジェンダー差別、職業差別、障害者差別、容姿にもとづく差別…… この社会には数えきれない問題がある。それぞれ独立した問題に見えるかもしれないが、その背景には帝国主義、資本主義、家父長制など共通の構造がある。暴力的で搾取的な構造を見逃さず、差異を超えて一致点を見いだし、怒りながらもユーモラスに闘ってきた先人たちの「連帯の歴史」に学ぶことで、いまを生きるわたしたちの闘い方も見えてくるはずだ。 “世間知らずの楽観主義に固執するべきだ、常に肯定的(ポジティブ)であれと主張するべきだと言っているのではない。まるで勝ち目がないのに、状況はそこまで悪くないとあなたを安心させようとする人間ほど腹の立つものはない。状況が悪いことは往々にしてある。場合によっては、本当に悲惨な現実に直面することさえある。だが、どれほど不幸であっても、そのとき必ず全員で生き延びるのだと決意して、できることをやり続けなければならない。世界はもっとよくなるという希望をもち続けるために。”(本文より) ⫘⫘⫘⫘⫘⫘⫘⫘⫘⫘⫘⫘⫘ 「連帯」について考えるブックリストはリンクから▼
- 2026年6月15日
日記をつけて何になる?蟹の親子出版社より“なぜ人は日記をつけるのだろう、何かの役に立つわけでもないのに。日記ワールドで迷子にならないためのガイドブック。”――phaさん(作家) “蟹の親子さんがいなかったら、日記屋 月日がいまも続けられていたか、私にはわからない。専門店の中心を担ったひとりの、6年分の日記論。”――内沼晋太郎さん(日記屋 月日代表取締役) •••••••••••••••••••••••••••• 「日記ブーム」がささやかれる今だからこそ、あらためて、立ち止まって、考えたい。 書く、公開する、売る、読む、つづける、やめる—— 日記専門店「日記屋 月日」初代店長が、自身の実践と経験をもとに具体的な場面をたどりつつ、日記という営みの本質を丁寧に掘り下げます。 “私にとって日記をつけることは、人生の手応えを探ることに似ているのです。そして、こうした実践の数々を、健気な愛情とともに「日記的だ」と言い表したい。美しい風景や言葉を目の当たりにして、「詩的だ」とたとえてみるように。”(本文より) すでに日記を書いている人も、これから始めようとしている人も、挫折したことがある人も、自分には必要ないと思っている人も、みんなで悩めばこわくない。自然と今日から日記をつけたくなる一冊です。 - 2026年6月8日
たった一人の読者を生きる荒井裕樹出版社より「この本を作りたくて転職しました」。 5年前、『まとまらない言葉を生きる』という本を出した時にそう綴りました。この社会で、肺の奥まで呼吸しやすくしてくれるような、そんな言葉との出会いはまだ可能か?そんな探究でした。その後いくつもの戦争が始まり、個の領域は狭められ、息苦しくてたまらないのに、それでも声をあげないといけない毎日です。 そんな中で、〈この私〉にとって本当に大切なものは何か?を見つめ直したのが本書です。 自分を大切にすることが、他者との連帯の可能性を拓く。そんなことを教わりました。 ――担当編集が ひとりでひっそり 読んでほしい本 ─────── 🪑─────── 読むべきとされている本、読んでおいたほうがよさそうな本に囲まれるうちに忘れていた、「やたらとわくわくしたあのときの読書のこと」をいくつも思い出していました。 気付けばこれまで知らなかった本にためらいなく自然に手をのばすようになり、そして誰が評価しているかわからないその本を買うときに、「自分のために買っている」とまっすぐに思えるようになりました。 この本をひらくたび、きっとこの小さな心の動きを思い出す予感がしています。 ――担当営業が いちど立ち止まりたい方 に読んでほしい本 ─────── 🪑─────── ロングセラー『まとまらない言葉を生きる』を著した「声の小さな文学者」が新たに綴るのは、これまで語られてこなかった「たった一人の読者を生きる」という経験について。小さな「自分」を守ることで、誰かとつながる12の内緒話。
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