ロッタ "歩道橋の魔術師" 2026年7月5日

ロッタ
ロッタ
@rotta_yomu
2026年7月5日
歩道橋の魔術師
歩道橋の魔術師
呉明益,
天野健太郎
懐かしいだけではない、喪失と記憶についての物語。 台北の中心地に1992年まで存在した「中華商場」。40代になった元商場の子どもたちが、当時の思い出と、もうなくなってしまった場所や人々を描く小説。 憧れの眼差しで見ていた大人も、さっきまで毎日のように遊んでいた友達も、嘘みたいにあっけなく死んでいく。人も、場所も、思い出も、少しずつ壊れていくことを、子どもたちは見つめながら知っていく。 思い出とは、ときどきやっかいなものだけれど、その人がその人であるための根っこのようなものなのだと思う。なくなってしまった場所も、もう会えない人も、そこで過ごした時間も、自分の中から消えてなくなることはない。それはよくも悪くも。 台湾人作家といえばまず最初に名前が上がる呉明益作品を初めて読んだけど、静かに淡々と語る筆致が非常に好みで、またひとり好きな作家が増えて嬉しいな〜🤟🏻
歩道橋の魔術師
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