

ロッタ
@rotta_yomu
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きょうも本を読みます
ひっそりと機嫌よく
- 2025年5月21日私のことだま漂流記山田詠美読み終わったよく読み、よく書き、よく恋をする。エイミーの半生を綴ったエッセイ集。過剰な装飾品を外し鎧を脱いだ文章がまっすぐに届く。年齢を重ねエイミーはどんどんよくなっている。
- 2025年5月20日猫と生きる。猫沢エミ読み終わった東京とパリでの猫たちとの生活によって、チャーミングで情深く大人の女性として成熟していく猫沢さんの記録。わたしもいつか猫との暮らしを夢を見ている。 猫はペットなどという言葉を軽く飛び越え家族などという言葉も飛び越え、いつのまにかわたしたちの心ふかくにさっとすばやく潜りこんでくるものなのだ。愛しすぎないように互いに適切な距離をとって...なんて考えてもそんなの到底無理なんだ。自分より先に確実にいなくなってしまうとわかっている猫を愛して見送る責任と覚悟と悲しみをわたしは知った。
- 2025年5月19日世界ひと皿紀行 料理が映す24の物語岡根谷実里読み終わった印象に残ったエピソードのひとつ。 パプアニューギニアにはターニムサクサクというわらび餅のようなぷにぷにした主食がある。味はない。それでも彼らの大好物なのだそう。岡根谷さんは尋ねた。「私には味が感じられないのだけれど、あなたの感じている味を表現して」彼らの答える。「味はないよ。あえて表現するなら満腹感かな」山岳部に住み毎日生きていくための重労働に励む彼らにとって、満腹感はおいしさなのだ。無味だけれど、おいしい。わたしの知らない価値観はいくらでも存在する。おいしいが増えた。
- 2025年5月18日世界99 下村田沙耶香読み終わったあーーーー、読み終わった...。正直しんどかった。(しんどかった=つまらなかったではない) わたしは比較的きれいなものだけを見ていたい軟弱な人間なので、村田沙耶香が書く世界99の暗黙の了解的隠しておきたい感情の感情のない言語化に(変な日本語だけど)、じわじわと心を蝕まされた。 きっとこの世界99の世界をちっとも理解できなかったし、ただ傍観者として見つめただけで終わってしまった。読みおわるまで読まないようにしていた他の方の感想を読んで咀嚼して、わたしなりの世界99の落とし前をつける作業はこれからしたい。読まなければよかったなんて決して思わないけれど、どう自分を納得させていいのかわからない。 ラスト数行の曇り空のような美しさ。あれを書ききる村田沙耶香の凄み。ああ、ようやく解放される。
- 2025年5月18日
- 2025年5月18日
- 2025年5月17日つみびと山田詠美読み終わったエイミー談。 「ヒエラルキーの上にいると思ってる人たちは、下なんか見ないじゃないですか。私、『つみびと』でその下と思われて見過ごされている世界を書きたいと思ったんです」 心にずっしりと後味を残す小説。 2010年に発生した大阪二児置き去り死事件に着想を得て創作されたフィクション。 祖母琴音、母蓮音、息子桃太、それぞれの目線で語られる事件が起きるまでの日々。琴葉、蓮音も家族に恵まれず辛い日々を送った被害者だった。かつての被害者は結婚し子を持った。琴葉は家族を捨て、捨てられた蓮音は子を死なせた。琴音は何度も何度も逃げようとする。蓮音は何度も何度もがんばろうと自分に言い聞かす。 なぜなんだろう?なぜ被害者は加害者になってしまったのだろう?なぜ愚かな母親になってしまったのだろう?ずっと頭から離れない。
- 2025年5月17日
- 2025年5月16日
- 2025年5月16日
- 2025年5月16日
- 2025年5月15日吉祥寺ドリーミン山田詠美読み終わった久々に読んだエイミー姉さんのエッセイがおもしろかった。スパッとよく切れる言葉という日本刀をエイミー姐さんぶん回してます(笑)かっこいい!! 「『言葉』をさぼってる人たち、多いよね」 「正論は、決して反感には勝てない」 「リアルタイムのニュースは、インターネットなどにまかせれば良いのであって、週刊誌など紙媒体の定期刊行物は、記録係としての役目をまっとうすべきではないのか」
- 2025年5月12日世界ひと皿紀行 料理が映す24の物語岡根谷実里読み始めた「家庭料理の向こう側」、「『おいしいの?』だけではない食の物語を、味わっていただけたら嬉しい」、こんな言葉を書く人の世界の食レポートがおもしろくないはずがない。岡根谷さんの本には自国の自慢料理をふるまう人びとの笑顔が見える。
- 2025年5月9日黄色いマンション 黒い猫 (新潮文庫)小泉今日子読み終わった買ったね、あたしたちよくやってるよね、あんなこともこんなこともいろいろあったけど、誰かを好きになったり、失ったり、大切なひとが死んじゃったり、もう立ち上がれないと思ったこともあったね、でも思い出になったね、なるねえ思い出に、あの頃はずっと今が続くんだと思ってたよね、ずっと変わらないと思ってた、でも変わっちゃうね、それは悪くないことだと思ってるんだよ、そういうものなんだよね、やっぱり涙はでるけどね、ねえこれからどうする?わたしはね、まだやり残してることがあるんだ、もうちょっとね、がんばろうとおもってるんだ、ね、だからまたこうやって思い出とか、なんかいろいろおしゃべりしよう。 こんな感じでキョンキョンが語りかけてくるエッセイ集。とても柔らかくすてきで美しい文章をキョンキョンは書く。最初からちょっと泣いたし、後半はずっと泣きっぱなしだった。キョンキョンの世界とわたしの世界が交じり合うことは決してないけれど、ああ、わたしだってもうちょっとがんばれる。キョンキョンがそっとわたしを抱きしめた。
- 2025年5月9日
- 2025年5月8日
- 2025年5月8日
- 2025年5月7日とりあえずお湯わかせ柚木麻子読み終わったヘビーな小説でざらついたこころがうるおった。思わず声をだして笑ってしまったり、ユニークなひとだなあと感心したり、なんだか勇気をもらったり、しばしじっと考えこんだり、バラエティ豊かに軽やかにこころを満たしてくれる。おもしろいエッセイを書く作家さんリストに柚木さんを追加しよう。ちなみにリストには、朝井リョウ、奥田英朗 がいらっしゃいます。(←小説家ver.)
- 2025年5月7日
- 2025年5月7日世界99 上村田沙耶香読み終わったほどよく善人でほどよく悪人で人間なんてそんなもんだよね〜、の生ぬるさから引きずり出される感覚。わたしにはどの感情にも心当たりがある。...そんなことをかんがえていたら、とんでもないことになって、なにが始まる?ようこそ、世界99へ。下巻へすすむ。
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