
昼寝ねこ
@hiruneko
2026年8月19日
見えなくても王手
佐川光晴
読書メモ
感想
同じ作者の『駒音高く』が良かったので続けて読んだが、この作品はある程度将棋が解ることを前提に書かれているようで私には無理ゲーだった。視覚障害者の将棋小説はとても興味深いのだが肝心の将棋シーンが理解できない。将棋に詳しければ面白いのかもしれない。また小学生が主人公なので内容がYAのようで少々物足りない。主人公の正彦くんも欠点がなくてイイ子すぎる。視覚障害者の将棋指導に挑む小倉先生、クセ者の加藤くん、雰囲気のある雲井さん、正彦くんのお姉さんなど、魅力的な登場人物が多いので、そっちを深掘して欲しかった。
『駒音高く』の登場人物が何人も出てくるのでそちらを先に読んでおくと良いと思う。あと今作に登場した雲井さんがかなり良いキャラだったので彼女の成長した姿を別な作品で読んでみたい。

