爪先
@squareto0503
2025年3月31日

島々百景
宮沢和史
読み終わった
積んでいたほんの少しずつ読んでようやく読了。
おもしくないからではなくあまりに濃密で興味深い内容なので一日に二つずつ読み、書かれている音楽をできるだけ聴きながら噛み締めたら時間がかかった。
内容としては宮沢さんがかって訪れた日本や世界の島についての個人的なエピソードや歴史的背景についての話と、その島に関わりある歌の一節の紹介。
日本の様々なところに住んできた人生だけど県庁所在地ばかりで気がつけば島のことなどろくにしらないなと気が付かされた。
唯一知っているのは子供の頃に住んだ沖縄本島のことくらいかな。
数年とはいえ学校教育のなかで自然と島のことを学べたのは未だに豊かなことだったなと思う。
西日本の離島は行ったことのある場所も多いけれど東日本、特に北海道の離島などはいちども足を踏み入れたことがない。いつか行くことを目標にしたい。
様々に違う文化を持ち、けれど苦しい過去を糧に素晴らしい文化や愛が生まれてきたという点ではどこのシマの人も同じとも言える。
その一つ一つの違いを、けれどその中からどうしても生まれくる純粋で普遍的なものたちを、他人事では無い私と違って同じなものたちをもっと味わってみたいなと思った。