ぶんか遺産 "名探偵(あるいは入舟家)の一..." 2026年8月19日

名探偵(あるいは入舟家)の一族
読了。伊吹亜門の歴史小説とホワイダニットを存分に楽しめる佳作。読みやすい硬派な文体で大好き。 ホワイダニットは安定して面白い。五編のうち三編目ぐらいから話のスケールがそれなりに大きくなってくるのだが、伊吹亜門はもしかして浪漫の使い方をマスターしつつあるのかもしれない。伊吹亜門といえばハチャメチャにカッコいい男達が魅力だと思うのだけれど、彼らの浪漫を話のコアに据えるのがとても上手くなった印象。 出来としてはまあ満足というくらいではあるけれど、作者の成長をひしひしと感じる作品だった。
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