歌子Bookland "地上の楽園" 1900年1月1日

地上の楽園
地上の楽園
月村了衛
とんでもない話で、恐ろしいながらも一気読みしてしまった。前編は、帰還事業にいたる諸々のエピソード、後半は北朝鮮で起こった出来事を、合わせ鏡のように構成されている。誰もが信じられなくなるが、本の中の人々は、誰がを信じるという、わずかな希望にすがってもいる。それがとにかく切ない。 小泉純一郎の拉致被害者を北朝鮮から戻したニュースの裏で、その父親が帰還事業に手を貸したことなどを考えると、複雑な気持ちになった。
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