イシイルカ "本が紡いだ五つの奇跡" 1900年1月1日

本が紡いだ五つの奇跡
それぞれの境遇の不幸や、しんどい思いを抱えた登場人物の男女が、森沢さんにかかると魔法をかけられたように輝き出す。 本の、というか物語の持つ力。 章ごとに尽く泣かせにかかる森沢さんがなぁ(^_^;) 彼の作品には基本的に良い人しか出てこない。それは現実社会ではありえないことなのかもしれないけれど、こういう素敵で美しい世界もあっていいじゃない、と心が少し暖かくなる。 「エミリの小さな包丁」と同じ舞台、風鈴と海と作家先生が出てきて、森沢さん、この土地が本当に好きなんだろうなあ、と。 登場人物たちの人生が本を通じて交差する。小さな奇跡の連続がとても愛おしい、世の中は捨てたもんじゃないよね、と思える。そんな物語。 2025/11/24
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