
ooinaruisan
@ooinaruisan
2026年8月22日

絵をみるヒント
窪島誠一郎
読んでる
絵を生業とする人間として、定期的に少しずつ読み返したい本。まだ冒頭しか読んでないので今後も足していく
・恋をするように絵を見る。恋人に会いに行くように。
・良いと感じる絵を描く画家とその見る人は仲良しということ。
・ 絵の価値の測り方として有名か無名かは正直無意味である。時代を飛び越える画家がたくさんいたり亡くなった途端に消える画家もいることから。小さな画廊にも良い作品はある。
・「最良の批評は作品を誉めること。作品を貶す視点からは良き批評は生まれない。」小林秀雄
以下絵描き的な感想
感じたままの感想を持つということに対して、反知性っぽいかなとかなんとか色々考えてたけど、やっぱり作り手としては論理的な部分は何も無しでいいかなーと思い直した。
知的な態度をもって絵を見るのも楽しいのでしょうけど少なくとも自分の仕事ではないと開き直れたというか。そういうのは観る人の仕事であったり楽しみ方のひとつとしてあるのであって、絵描き本人にはあんま関係ないのだな……と感じる(演者と観客どちらが上とかいう話ではない)。
だって、自分がどんな経緯でそれを描いたかいくら説明したところで売れるわけではないから。作品の出来が全てだから。作り手が考えるべきはどんな感覚を想起させるか、自分がどう思いたいか、どうしたら楽しくクリエイティブにやれるかであって、どうしたら価値を見出してもらえるかではない。確かに超高学歴の豊かな履歴書とともに送られてきたポートフォリオがド下手なら経歴関係なく即捨てだよなー、と理に落ちていた自分がふたたび感覚の世界に戻れたような気がした。