
アザミアン式
@3862033
2026年8月22日

香乱記〈下巻〉
宮城谷昌光
読み終わった
漢王朝が建つことはわかっているので、結末が明るくないことは予想していたけれども、それにしてもにがかったです。終盤は読むのがしんどいくらい。
殺伐としている秦末〜楚漢にあって、春秋チックな魅力のあった田横は、哀しい巡り合わせの人だったのかも。
にしても、正史における勝者たる劉邦をここまでボロクソ悪玉として描いたのには驚きますね!
ラストを淡白にしがちなこの作者にしては珍しく、幕引きには形容しがたい余韻あり。