なかやま "歌集 けむり水晶 角川短歌叢..." 2026年8月25日

歌集 けむり水晶 角川短歌叢書 (角川短歌叢書 塔21世紀叢書 第 84篇)
両の手を畳につきて泣きゐしは祖母なりしかな昭和の夏に 少しづつ広げショールと知るまでのうれしさよ夫の上海みやげ 公園に人嫌ひなるベンチあり驟雨ののちに落葉を溜めて 紙の手提げにサンドイッチとビール入れ海へ行きたし四月の朝は 路地をゆく猫はいつでも長旅の途中のごとし春の夜はなほ 秋の雨はれて明るむ古書店にすらり入りゆくガゼル一頭
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