戸田 "独学魔法ノート" 2026年8月22日

戸田
@hukkahuka
2026年8月22日
独学魔法ノート
小学生の時に学校図書館で読んで、あの本なんだったかなと気になっていた一冊。探していただける機会に恵まれて、無事に見つかった。 見つかった後タイトルで検索したら何人もの方が同じ本を探しており、なぜ気づかなかったかと思うのと同時に、皆違ったエピソードからこの本を思い出しており興味深かった。それは見つからなくても仕方ないかもしれない。色んな不思議エピソードがあり、みんな違うものを記憶していた。 私は序盤のエピソード2つを記憶していて、後半は全く覚えていなかった。本当に小学生の私は最後まで読んだのだろうか。それともストーリーがびっくりするものなので記憶から吹っ飛んでいたのだろうか。 今読むと、大学の学食の様子だったり、大学生のワンルーム暮らしの様子だったり、万年筆インクを買うシーンだったり、わかる〜と頷いてしまうところがたくさんあるが、小学生の私は主人公とほとんど同じ視点だったに違いない。 難しい本で私なりの捉え方だが、魔法を追い求める主人公は「科学に満ち溢れた現代」こそが魔法だと感じたのだろうか。新しくできた友人とくだらない話をして、一緒にバイトをして、Linuxのコンピュータを買う。大学に満ち溢れた科学を楽しみにして。 カップの均衡、ボールの滞空、コインのバランス。二番目は分からないけれど、他の二つはがんばればできそうな範囲だ。 魔法なんて本当はないのだろうか。それとも、この世に起こる素敵な偶然を「魔法」と呼ぶべきだろうか。 主人公が中学1年生なので、小学校の学校図書館に納められるのもわかるのだが、考えれば考えるほど「作者はなぜこんなお話を書いたのか」迷路に迷い込むような気持ちになる。少年に大人の友達ができて、彼との交流によって視点が変わっていく様を見せるため? 小学生の私も考えて、こんがらがって、丸ごと忘れてしまったのかもしれない。 この本はこうやって大人になって読み返されるための本なのかもしれないと感じた。
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