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@emu_
2026年8月24日
24人のビリー・ミリガン〔新版〕 下
ダニエル・キイス,
堀内静子
読み終わった
複雑な気持ちになりました。
本人からすると、他の人格になっている間は記憶を保持できないことがあるため、やった覚えがないことで罪を問われているという状況になるわけで、それは想像を絶する恐怖だろうと思います…。また、最終的には劣悪な施設へ送られ、酷い扱い(虐待や暴行)を受けるのも気の毒に感じました。
…が、被害者や世間一般の視点で考えれば、例え精神障害を持っていて罪に問われないと裁判所で判決が下されたとしても、犯罪の自覚もなく、悠々と緩いルールの中で自由に生きている、いつ再発するかわからない危険人物、となると厳しい視線を向けられるのも理解できます。
印象的だったのは(見落としているかもしれませんが)、被害者への贖罪については全くと言っていいほど、触れられていなかったことです。ずっと被害者意識と他責思考でいるような印象を受けました。
正解がわからないものではありますが、自分の自由ばかり願い、記憶がなかったとは言え、被害者へ全く罪を犯したという意識を持たないのもどうなのか…と思ってしまいました。
重いテーマではありますが、こうした精神障害者による犯罪について、どのように向き合っていくべきなのか改めて考えさせられる内容でした。