味噌田楽
@miso___dengaku
2026年8月27日
『アリス・ミラー城』殺人事件
北山猛邦
読み終わった
感想
孤島に建てられたアリスになぞらえた城で起こる連続殺人を描く城シリーズ3作目
序盤の密室講義ならぬ物理トリック議論から始まりミステリ論的かつメタ的会話が飛び交い、その後物理トリックを使ったと思われる殺人が次々と起こるという本格ミステリの批判点としてよく挙げられるリアリティの欠如を極限まで煮詰めたような非現実感と「そし誰」式にクローズドサークルで次々と殺人が起きている現実的なサスペンスという対比が唯一無二のトリップ感を感じさせる
密室が作られた理由、犯行にトリックが用いられた理由、アンフェアすれすれの大仕掛けは前半のミステリ論含めてアンチミステリに片足突っ込んだ怪作
