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味噌田楽
@miso___dengaku
古今東西のSFを節操なく読んでます たまにホラーとノンフィクションとラノベも
  • 2025年11月23日
    恐怖とSF
    恐怖とSF
    再ブームが訪れているホラーを題材にしたSFアンソロジー 大御所から単独書籍未刊行の新鋭までホラー作家SF作家両方の作品が集まっていてバラエティ豊かかつ面白さのアベレージも高くてテーマ関係なく一冊のアンソロジーとして面白かった 祟りと細菌がテーマ、SFとホラーのバランスではアンソロジー随一の柴田勝家「タタリ・エクスペリメンツ」 ダークウェブの奥深くにある無限の仮想空間とそこに潜む幽霊を描いたカリベユウキ「始まりと終わりのない生き物」 伝奇ジュブナイル風に描かれる主人公たち仲良しグループと獣と化した幼馴染の戦いがまさかのSF的結末に着地する坂永雄一「ロトカ=ヴォルテラの獣」 別次元からの移住者によって文明が急速に発展した地球が舞台、発展の恩恵を享受しながらも移住者への排外主義と陰謀論によって民衆を煽動する作家が主人公という世相をストレートに反映したストーリーがいろんな意味でホラーで結末はもっとホラーな飛浩隆「開廟」 自分を人間だと思い込むことで従来の人工知能を凌駕する汎用性を獲得したAIエージェントサービスの起こす混乱、そして衝撃のラストに度肝を抜かれる新名智「システム・プロンプト」 あたりが特に面白かった おすすめ
  • 2025年11月22日
  • 2025年11月19日
    わたしたちの怪獣
    短編としては初の日本SF大賞の候補に選ばれた表題作をはじめとしたSF・ホラー・ファンタジー、さまざまなジャンルの作品を収録した短編集。 ジャンルごちゃ混ぜの4つの短編全部がしっかり面白くて300ページ一気読みしてしまった 怪獣が出現し大混乱に陥った東京へ妹が殺した父親の死体を捨てにいく表題作は評判通りの面白さで舞台設定の非現実さと死体を捨てにいく主人公の内面描写の絶妙なリアリティのギャップにクラクラした おすすめ
  • 2025年11月18日
  • 2025年11月16日
    山手線が転生して加速器になりました。
    高い致死率と強い感染力で猛威を振るった感染症から逃れるため、人類が都市文明を捨てて分散して生きることを選択した世界を舞台にした連作短編集。 AI搭載の元山手線/現加速器のゆるい語りが魅力の表題作をはじめ基本的には笑えるorほっこりするような短編が多いが世界観設定自体は現実世界のコロナ禍を意識したシリアスなものでそのギャップが面白い 収録順の構成も巧くて巻末の作中年表まで読み終わった時の感動は他の作品では味わえない おすすめ
  • 2025年11月16日
  • 2025年11月15日
    星を創る者たち (河出文庫)
    あらすじ:太陽系への進出が進んだ未来。月の鉄道用地下トンネル掘削、火星の水資源開発施設、水星のマスドライバ建設予定地。太陽系の様々な場所の土木工事で巻き起こるトラブルに立ち向かう人々の活躍を描いた連作短編集。 建設会社勤務経験のある作者のリアリティマシマシな土木描写と太陽系という現実ではありえない舞台設定が合わさって現実と虚構の狭間のSFらしいセンスオブワンダーが楽しめた 淡々とした文体から漏れ出る登場人物たちの難工事に賭ける熱い思いも魅力 最後の短編のどんでん返しもアツい おすすめ
  • 2025年11月11日
    デュラララ!!×3
    デュラララ!!×3
  • 2025年11月11日
    火星の女王
    あらすじ:開拓船が火星の地に着陸してから40年、火星は金にならないと判断した地球の惑星間宇宙開発機関は撤退計画を推し進め、火星に留まることを望む火星の住民との溝は徐々に深まっていた。そんな中、火星で不思議な物質が発見されたことを皮切りに事件が巻き起こる。 NHK絡みの作品だからか小川哲らしからぬ地に足ついたSFで比較的少なめのページ数でめちゃくちゃいい意味で綺麗にまとまっていて読みやすかった キャラの魅力が光る群像劇と二転三転する展開で物語を引っ張っていく作風は健在 タイトルからもわかる通りハインラインの「月は無慈悲な夜の女王」 をオマージュしてる面もあるようで火星と地球の対立を描いたポリティカルSFとしても楽しめる
  • 2025年11月8日
  • 2025年11月6日
    がるぐる!〈上〉 Dancing Beast Night (電撃文庫)
  • 2025年11月6日
    ヴぁんぷ!III (電撃文庫)
  • 2025年11月3日
    ヴぁんぷ!II (電撃文庫)
  • 2025年11月3日
    デュラララ!!×2
    デュラララ!!×2
  • 2025年11月1日
    ときときチャンネル ない天気作ってみた
    全文セリフのみで構成された異色の配信SFの続編 前作の圧倒的な読みやすさを維持したまま、SF要素はさらにハードに物語のスケールはさらに大きく進化していてめちゃくちゃ面白かった 今年発売のSF小説の中でもベスト級に刺さった一冊
  • 2025年10月31日
    ときときチャンネル 宇宙飲んでみた
    続刊に備えて再読
  • 2025年10月30日
    風になるにはまだ
    病気や障害などの理由で現実を生きることが難しくなった人々が現実の肉体を捨てて〈情報人格〉として仮想世界で暮らせるようになった近未来を舞台にした6つの短編が収録された作品集 それぞれの短編の主人公ごとに雰囲気がガラッと変わる文体で描かれる現実世界・仮想世界の暮らしの中のさまざまな感情の動きが心に染み込んでいくような読み味に癒される SFとしてはライトなのかと思いきや節々で出てくるちょっとした世界観設定のディティールの細かさも嬉しい おすすめ
  • 2025年10月29日
  • 2025年10月26日
    火星夜想曲
    火星夜想曲
    テラフォーミングが行われ、人類の移住が進んだ火星が舞台。そんな火星の砂漠の片隅にある一つのオアシスの元にはぐれものが集まり小さな街が生まれ消えていくまでの過程を多種多様な住人たちの視点で描いたSF小説。 様々な人物の視点で語られる短めのエピソードが連なる形式の小説 マジックリアリズムとSFが調和したような独特の作風で描かれるエピソード群は単体で読んでも抜群に面白い そして因縁・因果が積み重なって大量のSFガジェットと共に押し寄せる後半の怒涛の展開に圧倒された 文句なしの傑作 おすすめ
  • 2025年10月26日
    ヴぁんぷ! (電撃文庫)
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