ヒヨリ "呉圭原詩選集 私の頭の中まで..." 2026年8月27日

ヒヨリ
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@charonll
2026年8月27日
呉圭原詩選集 私の頭の中まで入ってきた泥棒
途中で気づいたけど、茨木のり子さんの『韓国現代詩選』でも訳されていた人だ。 「ふと生き方を間違えているような気が」を、「突然 間違って生きているという思いが」としてずっと読んできたから不思議な感じだった。訳す人によってこんなにも詩の印象が変わるなんて…! ・私の濡れた身体を抱き どうせ間違えたのなら間違えたまま生きていくのも一つの方法だよと悪魔のような夜が私にささやく(吉川凪訳) ・わが濡れたからだを抱きしめて ひきつづき間違って生きる方法も方法であるよと 悪魔のような夜がわたしをたぶらかす(茨木のり子訳) 『龍山にて』『コスモスを唱える』『バス停で』が特に好きだった。 ・我々の愚かさが我々の意志と理想の中に育ちながら揺らぐように/ 君の愛も信頼も/ 私の詐欺も詐欺の確かさも/ 確かなぶんだけ不確かで/ すてきな草原には雑草が茂る 確かでないとか愛しているとか それがどうした/ 詩には何もない 詩には/ 我々の生があるだけ/ 残っている我々の生は常に我々に出合う/ ぶざまに/ 信じたくないだろうが/ とてもぶざまに ・大通りで秋はいきなり 一九六〇年二月一日に日本が韓国統監府を設置したことを知っているかと問う … 唐突に あるいは苦しみながら 死なねばならなかった人たちが歩いた足跡を復元し 私達が忘れないよう 秋がそんなふうに毎年見せてくれる 死者たちのちぎれた服や肉片や血 滴る血… ・僕がバスを待ちながら/ 来ないバスを/ 詩と言ったらいけないだろうか/ 詩を知らない人たちを/ 詩と言ったらいけないだろうか
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