
茜
@dancetek
2026年8月27日
絹と明察
三島由紀夫
読み終わった
実業家とか経営哲学とか、そういったテーマの話に最初はあまり食指が動かなかったけど、読み進めるほどするする惹き込まれる面白さだった。
三島自身が「父親の問題を書きたかった」と述べている通り、実際に起こった労働争議と擬似的家族をリンクさせ、昭和の価値観と切り捨てることの出来ない令和にも通じる…寧ろ令和の世こそ読むべきかもしれない社会派小説に仕上がっている。
房江が肝の据わったいい女過ぎて、もはや私の中では主人公並みの圧倒的存在感だった。三島由紀夫が生きていたら房江に焦点をあてた小説も書いて欲しいくらい。
