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茜
茜
茜
@dancetek
本で心を整える。昭和の文豪が好き。 昔集めた本を再読中、たまに新しい本も。 集中力に乏しいため超遅読。
  • 2026年10月3日
    蜘蛛男
    蜘蛛男
    創元推理文庫の乱歩シリーズ読破中③ カジュアルな探偵冒険小説の中に、アブノーマルで歪んだ性癖や血なまぐさいグロテスクな描写を何の違和感もなく溶け込ませ、大衆向けに仕上げてくる乱歩の手腕に唸らされる。 文中に連載当時の告知や予告を入れてくるのも、この文庫シリーズが好きな理由のひとつ。
  • 2026年9月27日
    D坂の殺人事件
    D坂の殺人事件
    創元推理文庫の乱歩シリーズ読破中② 10話の短編集。 「虫」と「石榴」のグロテスクな表現は映像として観てみたい気もする。 「防空壕」は戦争による極限状態に纏わる話だと解釈したけど、途中で顛末を察した時は思わず笑ってしまった。
  • 2026年9月26日
    孤島の鬼
    孤島の鬼
    創元推理文庫の乱歩シリーズ読破中➀ 10年以上ぶりに江戸川乱歩を読んで、改めてエンタメ性の高さに驚かされた。 本作の連載が始まったのが昭和4年。そこから令和の現代に至るまで、こんなにも惹き込まれ続ける小説を遺した乱歩の発想の豊かさに感服。 久しぶりにページを捲る手が止まらないという感覚を味わえて嬉しい。 創元推理文庫の江戸川乱歩集は、挿絵も含めて昭和の時代を味わえる大好きなシリーズなので全巻揃えるほどのお気に入り。 これを機に改めて全巻読み返したい。
    孤島の鬼
  • 2026年9月22日
    きりぎりす改版
    太宰は読んでて疲れるなぁ。大好きなんだけど本当に疲れる。だけど何年おきかにふと手に取って読みたくなる。 そんな中でも「畜犬談」に垣間見える優しさが犬好きの私には息抜きで癒しだった。
  • 2026年9月20日
    砂の女
    砂の女
    読んでいるこちらまで肌や口内が砂に犯されそうな息苦しさ。真夏に読みたくない小説。 自由を追い求める行為こそ自由なのだ、という言葉を思い出した。
  • 2026年9月19日
    川端康成異相短篇集
    川端康成異相短篇集
    川端康成ってこんなにファンタジーだったのかと率直に驚いた。 美しかったり、哀しかったり、不気味だったり…異相と言われる小説達の中でも個々の振れ幅が大きくて、彼が「奇術師」と呼ばれる所以が理解できた気がする。 ホラー映画と犬が好きな私にとって、短い作中にこれでもかと不吉を詰め込んだ「犬」が秀逸だった。
  • 2026年9月5日
    こころ
    こころ
    登場人物のこころが誰一人交わっていない。それぞれが個々の存在で、外側の交わりはあるのに内側の交わりがない。なんとも言えない淋しいお話で、この孤独な余韻が時代を超えて評価される要因なのかなぁと思った。 ただ正直なところ、今で言うニートと呼ばれる人達がだらだらと暮らし、うだうだと悩み続ける姿に共感を持てるかと言われれば否で、ちょっとドライな目で俯瞰して見てしまう自分もいた。
  • 2026年8月27日
    絹と明察
    絹と明察
    実業家とか経営哲学とか、そういったテーマの話に最初はあまり食指が動かなかったけど、読み進めるほどするする惹き込まれる面白さだった。 三島自身が「父親の問題を書きたかった」と述べている通り、実際に起こった労働争議と擬似的家族をリンクさせ、昭和の価値観と切り捨てることの出来ない令和にも通じる…寧ろ令和の世こそ読むべきかもしれない社会派小説に仕上がっている。 房江が肝の据わったいい女過ぎて、もはや私の中では主人公並みの圧倒的存在感だった。三島由紀夫が生きていたら房江に焦点をあてた小説も書いて欲しいくらい。
  • 2026年8月20日
    愛の渇き
    愛の渇き
    私にとっての三島文学の原点と言える本。好きなバンドに「アイノカワキ」という曲があって、そのルーツを探った事により、私は三島由紀夫の作品と出会えた。 悦子が終盤に三郎へぶつける言葉の数々は同性として何とも痛々しく空回りで恥ずかしくすらなるけれど、そこからの展開にはもはや溜息がこぼれる。分からなくもないけど、分かりたくもない。 物語の中でしか出会いたくない女だと率直に思いつつ、物語というフィルター越しだからこそ文学として純粋に楽しめた。
  • 2026年8月11日
    異常【アノマリー】 (ハヤカワepi文庫)
    異常【アノマリー】 (ハヤカワepi文庫)
    ずっと気になっていてkindleセールを機に購入した結果、途中で挫折してしまった。 登場人物の名前とキャラ設定が一部しか覚えられなくてしんどい。これ誰だっけ?って何度も振り返る羽目に。 あと単純に5500P超えを読むスタミナが今の私にはない。当分再読しようとは思えないかも。 何となく本より映画向けの内容だと思った。
  • 2026年8月9日
    花ざかりの森・憂国
    表題作でもある「花ざかりの森」は美しい文体ではあるのに不思議と内容が頭に入ってこず断念… でも三島自身のお気に入りでもある「憂国」は流石と言わざるを得ない愛と官能と迫真が詰まった傑作。目を逸らしたくなる痛々しい表現もあるけど、それも含めて全てが「愛と生」なのだと思う。 そうかと思えば「卵」のようなおどけた作品もあってなかなかのカオス。色んな三島の一面が垣間見えるファン向けの一冊かも。
  • 2026年8月6日
    お嬢さん
    お嬢さん
    三島由紀夫の書く女性の話が好きで、三島由紀夫の書く恋愛の話が本当に大好きだと、この本を読みながら心から思った。 誰かを好きになると「自分でわざわざ作り出した小説みたいな苦労」してしまうよね。どうして三島にはこんな女性の気持ちが手に取るように分かるんだろう。「自分の気持ちに素直に」がここ最近のテーマな私にとって、終盤の浅子の言葉は心に留めておきたい。
  • 2026年8月2日
    決定版 谷崎潤一郎全集 決定版日本文学全集 (文豪e叢書)
    衝撃的な内容だった「悪魔」の続編が読みたくて…。5000ページは先が長いので他書と並行してのんびり読む。
  • 2026年8月1日
    谷崎潤一郎犯罪小説集
    「恐ろしい物はすべて美しい。悪魔は神様と同じように美しい。」 谷崎らしい妖しさ満点のミステリーばかりで面白かった。 官能的な小説の印象が強かったけど、こんな独特な味わいの推理小説も書いていたなんて知らなかったな。 私の知らない谷崎をもっともっと掘り下げたい!
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