
れい / 諒
@nanochka
2026年8月28日

アンソロジー おやつ
久住昌之,
久保田万太郎,
尾辻克彦,
幸田文,
木皿泉,
江國香織,
角田光代,
開高健,
阿川佐和子,
阿部艶子
読み終わった
古川緑波がマカロンの話を書いていたが、この頃からマカロンはあったのかと驚いた。
森茉莉のエッセイの上品さが群を抜いている。
いただきがこんがりと、狐色に焦げた皮の上にふりかかっている粉砂糖は舌の上で、春の淡雪よりも早く溶けて、その甘みは捉えることも出来ないうちに消え、卵黄と、牛乳(ミルク)と、ヴァニラの香(にお)いが唇一杯にひろがる滑らかなクリイムは、その日の朝焼かれたものなのに皮になじんで、皮の内側はクリイムの牛乳を吸いこんでしっとりとしている。(6-7P)


