アンソロジー おやつ

アンソロジー おやつ
久住昌之
久保田万太郎
尾辻克彦
幸田文
木皿泉
江國香織
角田光代
開高健
阿川佐和子
阿部艶子
パルコ
2014年2月1日
11件の記録
れい / 諒@nanochka2026年8月28日読み終わった古川緑波がマカロンの話を書いていたが、この頃からマカロンはあったのかと驚いた。 森茉莉のエッセイの上品さが群を抜いている。 いただきがこんがりと、狐色に焦げた皮の上にふりかかっている粉砂糖は舌の上で、春の淡雪よりも早く溶けて、その甘みは捉えることも出来ないうちに消え、卵黄と、牛乳(ミルク)と、ヴァニラの香(にお)いが唇一杯にひろがる滑らかなクリイムは、その日の朝焼かれたものなのに皮になじんで、皮の内側はクリイムの牛乳を吸いこんでしっとりとしている。(6-7P)













