
雨
@little_rain
2026年8月29日

不思議の国のアリス
ルイス・キャロル
読んでる
日記
不思議の国のアリスを読んでいる。
記憶していた内容よりずっとシュールで長い気がするし、取り留めがない。
言葉遊びや替え歌が多いからだろうか。
例えば、アリスがイモムシに詩を暗唱しようとしたら、『老いぼれじゃん、ウィリアムおやじ』というへんてこな詩になってしまう。
グリフォンとまがいタートルにも詩を復唱してみせろと迫られ、アリスは「学校みたい!」と憤慨しながら詩を諳んじようとするも、またも他のことに気を取られてへんてこな詩になってしまう。
このくだりで、とても古い記憶が呼び起こされた。
小学校高学年の頃、アリスのように順繰りに一人ずつクラスメイト全員の前で詩を暗唱するという地獄のような課題があったのだ。
事が起こったのは、与田準一の『かきの実』をあるクラスメイトが暗唱した時のことだった。
彼はたぶんほとんど覚えてきていなかった。
それでも、極度の緊張に顔を真っ赤にして「柿の実」から連想される言葉を懸命に掴もうとしていた。
彼は詩を諳んじ始めた、「村のかきの実は、赤くうれ、赤く、赤くうれ、……」必死の形相だ。
次の行は「低いえだから、だんだん、減っていく。」だ。
ただ、実際に口から出てきた言葉は「甘く、切なく……」だった。
クラスは爆笑の渦に呑まれ、彼のチャレンジはうやむやに終わった。

