
ジル@本
@SHJHW_Book
2026年9月1日
レジナルド
サキ,
井伊順彦
読み終わった
中高の図書館に置かれていた、サンリオSF文庫の『ザ・ベスト・オブ・サキ』を読んでから、見かけるとつい買ってしまうサキの作品。
当時は今ほど物を探しやすく無かったのもあって、ほかの作品を読みたくても全然見つからないでいた。
ある程度本の探し方が身についてくると、古本で選集なんかを買ったり。最近は新刊書でサキの本がだいぶ出ているのでうれしい限り。
白水Uブックスにもお世話になってます。
さて、そんなサキの翻訳書のなかで、特に本書は「第一短篇集 待望の本邦初訳!」(本書帯より)という、いわゆるレジナルドものを集めた一冊。
サキの作品に登場するレジナルドについては、(確か。たぶん)国書刊行会のジーヴス&ウースターもののあとがきで読んでからずっと読んでみたかったので、小躍りしながら購入。
何を隠そう(?)、我らが(?)クローヴィスが大好きなのだが、なるほどレジナルドもなかなかの癖強である。
クローヴィスのがまだ手心というかウィットがあるぞ、と思いながら読了した。
いわゆる、作品が書かれた当時の当世風刺(批判)という感が強く、当時に疎いと注を読みながらでも割とおいていかれる。
確かにこれは「サキの作品を翻訳して日本に紹介しよう!」と思ったときにはあまり優先順位は上がってこないかもしれねぇ、と納得。
それだけに、本書でレジナルドものがまとめて翻訳されたのはとても貴重だろう。
何にせよ、積年の希望が叶って感無量だった。
調べたところ次の巻も出ているようなので、探して買いたいな。