

ジル@本
@SHJHW_Book
本を読む 機会と時間を 増やしたい
猫が好き
- 2026年7月10日
読み終わった気がつくと増えている積ん読本、気がつく余地もなく増えていない読了本。 昔はもっと本を読めていたのになぁ、というのは過去の自分を美化しすぎなんだろうか。 という個人の悩みや感慨は置いといて。 一時(今も?)話題になった本書は、個人的には「読書」というテーマを使って覗いた日本の労働論というか社会の価値観の移り変わりを追う本かなと思う。 「今この瞬間、以前より本が読めなくなったような気がする個人と社会の話」というよりは(それも後ろの方の章で出てはくるけれども)、各時代の日本社会の中で「読書」にどんな価値がおかれ、社会の変化の中で「読書」がどんな立場に置かれているか、という話だ。 自身も本が読めない!となった経験もある著者がまとめた、本を読むようになる方法も巻末のあとがきにちょろっと出てくる。 この本を読むことで「本が読めない」という悩みが解決することはないだろうと思うが(あとがき記載の方法を励行すれば若干改善はするかも)、そう悩んでも仕方がない世の中に生きているのかもなぁという諦めはつくような気がする。 ついでに、半身の仕事で全身時の給料が貰えたらそんな楽なことはないのにな!と、怠惰な私は思うなどする。 - 2026年7月3日
文庫 ぐるぐる博物館三浦しをん読み終わった茅野市尖石縄文考古館、国立科学博物館、龍谷ミュージアム、奇石博物館、大牟田市石炭産業科学館……ほかほか、毎回「どんな展示なんだ?」と読み出して、「行ってみたい!」となる、博物館巡りエッセイ。 著者のコミカルな語り口にくすりとしつつ、しっかり知的好奇心をくすぐられる内容で、飽きる間もなく読み終わった。 著者のキャラクターもさることながら、博物館の人もみんな濃いor熱い! そしてそれがまた良い。 「ぐるぐる寄り道」と題して、熱海秘宝館、日本製紙石巻工場、岩野市兵衛さんを紹介。 何故最後は突然個人?と思うかもしれないが、岩野市兵衛さんは和紙(生漉奉書)の職人さんで、人間国宝の方。 つまり、熱海秘宝館以外はいわゆる「紙」(製紙)の話で、これもまた興味深い。 なお、熱海秘宝館も興味深くないわけではなく普通に面白く、なんなら熱海秘宝館末の文庫追記がいちばん笑った。 - 2026年6月28日
読み終わった約40年前のアイルランドの様子。 著者は1985年に(当時の)「今のアイルランド」を書き記すために、現地に一カ月弱滞在した。その時のことを、国や土地の歴史に踏み込みつつまとめた旅行記。 本書の副題「自然と遺跡」のとおり、アイルランドの地に広がる自然、また歴史が偲ばれる遺跡が、写真付きで掲載されている。また、著者自身によって描かれた地図とあわせて本文を読むことで、著者がどのように現地を歩いたのかがわかるようになっている。 適宜、アイルランドの地理や風土、キリスト教の歴史についての解説がされ、とても勉強になる。 「クルマのめったに通らない、静けさの底をくぐってゆくような道」 「アイリッシュ海は、淡い青磁色の水をおだやかにのたうたせてははろばろと広がり、茫と霞む水平線で、空と分かち難く連なっていた。」 など、なんと言っても著者の表現が豊かで、著者のまわりの景色のみならず、どんな空気のなかにいるのかも伝わってくるようだった。 著者によって紹介されたアイルランドの眺めが、まさに「今」はどうなっているのか、Googleマップで見ながら読んでも楽しい一冊。 - 2026年6月15日
読み終わった著者がたずねて集めた「はっきりとはしないが、何か妙である、または不思議であるという出来事」の話。 狐を筆頭に、狸、蛇、ヤマドリ、ツチノコ……自然の中である山・里山が舞台になる山怪には多くの生き物たちが登場した。 個人的にはとくに好きなのが、狸に関するエピソード。狸もいろいろなことをするが狐ほど実害はなく、音だけで満足するらしい、とのこと。 チェーンソーの音だけ、足音だけがついてくる……。実際に見舞われたら不気味だと思うが、語る人たちは慣れたもののようだ。 化かしの世界においても狸はちょっとかわいいのかもしれない。 もちろん、人についての話もある。 編み機を持って山をさまよう女性、自身が死ぬと取り急ぎお寺に知らせに行くタマシイたち、狐に化かされまいと自宅で暴れる男。はたまた、実は自分が狐火だと自称する人まで。 一際怖いと感じたのが、石川県で猟師をしている男性の体験談二つ。 悪天候の山小屋で、外から錫杖の音が聞こえてくる。小屋を周り、屋根へと音が移動する。そして、男三人がかりでないと開かなかった扉がーーという、「来たのは誰だ」。 濃霧に包まれ、前の人のリュックをつかんで一列になって下山するなか、班長が何かが来るかもしれないが慌てるなと言ったとおり、最後尾に異変があらわれる、「もう一人いる」。 山にまつわる妖しい話、弐・参巻も出ているそうなので、ぜひ買いたい。 - 2026年6月9日
疲れない心をつくる休息の作法枡野俊明気になる - 2026年6月9日
華麗なる探偵たち赤川次郎読み終わった二十歳を迎え、亡くなった両親の遺産を正式に受け継ぐことになった鈴本芳子。しかし、遺産を狙った親族の策略により薬飲まされ、殺人犯の疑いをかけられた挙句、病院へ閉じ込めてられてしまう。 意識を取り戻し、憤る彼女の前に現れたのは自称シャーロック・ホームズだった。 エドモン・ダンテス(自称)が掘った抜け穴から抜け出して、芳子、ホームズ(自称)、ダルタニアン(自称)が事件の捜査を開始する。 豪華な登場人物たち(ただしみんな自称)が活躍する、「第九号棟の仲間たち」シリーズの第1巻。 - 2026年6月9日
怪談 悪霊の國郷内心瞳読み終わったついに関東も梅雨入りし、蒸し暑さもなかなかのもの。ということで、怪談系の読書が捗る(当社比)。 本書は郷里・宮城で拝み屋を営む著者がまとめた怪談集である。 特に本書は「凄まじく怖い話ばかりを収めてみた」とのこと。 怖いを通り越して実害が生じている怪談が多く収録されている印象で、本書のタイトルはそのへんと最終話両方にかかっているのかな。 - 2026年6月4日
- 2026年6月3日
永年雇用は可能でしょうか 〜無愛想無口な魔法使いと始める再就職ライフ〜6yokuu,烏羽雨読み終わったコートデューで穏やかな日常を過ごすフィリスとルシルのもとに、小生さんもといカネラが訪れた。 子どもを攫う魔女の調査の最中、イーダが行方不明になったという。カネラのイーダ探しに協力することにした二人は、魔女が住むという森へ向かう。 あいかわらず小生さんはいいキャラをしている。 (いたって個人的な話なのだけど、小生さんのセリフはなにやら子安さんの声で脳内再生されてしまう……/意見には個人差があります) フィリス師とルシルちゃんの、お互いを尊重した距離感というか関係性がたいへんよい。 フィリス師への感情が重めのイーダ君もとてもよい(巻末の番外編が最高にイーダ君でかわいい)。 好きな作品なので、ほそぼそちょっとずつ読んでいたが、読み終わってしまった。 次巻も楽しみ。 - 2026年6月1日
- 2026年5月31日
- 2026年5月31日
マンガでわかる防災のトリセツアベナオミ,百田なつき読み終わったなんとなく困ったことがないから、何もやってない。 困ったことがない、というのは備えとしてという意味で、2011年3月11日では直接の被災はなかったものの帰宅難民になったし、輪番停電の対象地域だったので生活への影響もあった。2019年10月の大雨では氾濫予想水域的にヤバくてひやひやな一夜を過ごしたりもした。 けどそれも結果としてなんとかなってしまったので、なんとかなるやろの気持ちで生きている。 しかしこれまでがそうだったとして、親も自分も歳をとっていく中で、これからもその心意気のままではだめだよなぁ、と思い、本書を購入。 著者の実体験もベースに、さまざまな視点からの「防災」がわかりやすくまとめられていた。 やはり家具の耐震ともしもの備えぐらいはきちんとやろう。 - 2026年5月30日
デキる猫は今日も憂鬱 公式レシピBOOK 諭吉ごはん 2杯め山田ヒツジ,諭吉読み終わったかぼちゃグラタン、ほうれん草とえのきのお浸し、豆腐/チーズイン鶏ハンバーグ、とろとろマヨたまトースト、アスパラベーコン、つくね、ナポリタン……。 1冊目に続いて2冊目を読んだら、読んでるうちにどんどん食欲が湧いてきて、あれよあれよと食べたいメニューが増える増える。 そして実際にお腹まで減ってきてしまった。 こんな時間に!(深夜1時半) - 2026年5月30日
デキる猫は今日も憂鬱 公式レシピBOOK 諭吉ごはん山田ヒツジ,諭吉読み終わったあれ食べたいな〜、これ食べたいな〜と、食欲のおもむくままブックマーク。 『デキる猫は今日も憂鬱』作中に登場した、各種諭吉レシピをまとめた料理(レシピ)本。 ブロッコリーのペペロンチーノ、みそハンバーグ、牛こま肉と夏野菜のスタミナカレー炒め、いそべつくね(以上、独断と偏見によって選んだ私が食べたいメニュー)などなど。いいなぁ、おいしそう。 当然のことながら、我が家には食生活を支えてくれるデキる猫はいないので、今度自分でつくって食べてみたいところ。 第2弾も購入済なので、続けて読もう。 - 2026年5月29日
- 2026年5月27日
- 2026年5月27日
- 2026年5月25日
トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか山本正嘉,羽根田治,金田正樹,飯田肇読み終わった2009年7月、夏山シーズン真っ盛りの大雪山系名峰トムラウシ山で発生した、ツアー登山グループの山岳遭難事故。 この事故では、15人の参加者と3人のガイドのうち、8人が亡くなった。 本書は、生存者へのインタビューをもとに四泊五日の行程を振り返り、生存したガイドへのインタビュー、当日の気象条件についての検証、低体温症・運動生理学に関する発生した症状や問題についての考察をまとめている。 最終章では、「ツアー登山」という形式自体の安全性や責任の所在、リスクの視点から見た問題点と参加者との意識の差などについて言及している。 なお、本書とは別件であるが、トムラウシ山遭難事故を起こした3年後、そして本書(文庫版)の初版刊行より3か月後。本ツアー登山の企画運営元であったアミューズトラベルは、万里の長城でも多くの犠牲者を出す遭難事故を起こし、その後廃業している。 - 2026年5月24日
トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか山本正嘉,羽根田治,金田正樹,飯田肇読んでるほそぼそ読んでる。 積ん読本が増えすぎたので、本を読み終わらないと買っちゃだめ制限を試みている。 本書を早く読み終えて、『ひつじ探偵団』を買いたい。 がんばれ、残るは後2章だ! - 2026年5月23日
トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか山本正嘉,羽根田治,金田正樹,飯田肇読んでるここのところ続けて、ヤマケイ文庫の山岳遭難に関する本(羽根田治氏著)を読んでいる。 現代では「登山」は比較的身近なレクリエーションだろう。しかし、多くの人が無事に登って下りてくるなかで、ほんの少しの条件の違いから遭難に至ってしまうことがある。そして、そのなかでもさらに少しの条件の違いで生還する人と亡くなる人がいる。その一線とすら言えないあやふやな境界に考えさせられる。 自然のなかに本当に一人で放り出されたとき、人はとても無力である。 まあ、運動嫌いの極みにいるので自分で登りに行くことはまずないんだけども。
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