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ジル@本
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@SHJHW_Book
本を読む 機会と時間を 増やしたい 猫が好き
  • 2026年10月4日
    シャーロック・ホームズの冒険
    シャーロック・ホームズの冒険
    名探偵シャーロック・ホームズと、その相棒にして記録者たるジョン・ワトスンの物語。 コナン・ドイルによって書かれたホームズの物語は、長編4話、短編56話、計60話ある。 そのうち、短編の10話を収録した短編集。 収録作は、「ボヘミアの醜聞」「赤毛組合」「花婿失踪事件」「ボスコム谷の惨劇」「オレンジの種五つ」「唇の捻れた男」「青いガーネット」「まだらの紐」「花嫁失踪事件」「椈屋敷」。 割とメジャーどころは本書でおさえられる印象がある。 以下、一部の話を読みながらしていたメモ(内容も量も偏りあり)。 なお、当方はシャーロック・ホームズはもちろんワトスン博士も大好き系読者である。 〈ボヘミアの醜聞〉 アイリーン・アドラー登場作。 この話にしか登場しないのに「あの女」(女と書いて「ひと」と読む)扱いの印象が強すぎる(そしてホームズに女性の影がなさすぎる)せいで、後世のパスティーシュやら何やらでやたら出てくるアイリーン・アドラー。 後世の作品で、下手したらワトスンさんすら出ないのに、さらに下手するとホームズの想い人枠でアイリーン・アドラーが登場する展開が好きではないんだけど、オリジナルのアイリーン・アドラー自体はかなりシャレてて良いんだよな……。男装してホームズに挨拶するところとか。 基本的に人を見る目がある。一緒に撮ったくせにその写真を奪うためにあの手この手する相手より、事情を理解したうえで急いで結婚して高飛び(?)に付き合ってくれる相手のほうが結婚相手として絶対良いよな。 ときに、シャーロック・ホームズものを読んで毎度新鮮な気持ちでそわっとするのが、紳士同士が腕組んで歩く描写が普通にあること。なかよしじゃん。 〈花婿失踪事件〉 普段指輪してなさそうなのに(偏見です)わざわざワトスンさんが来るタイミングでしておいて、「その指輪は?」と聞かれたら「オランダ王室からちょっとね」「いやこれはいくら君とはいえ話せないんだけど」とチラチラするホームズ(うざかわいい)。 ホームズものにしてもウースター&ジーヴスものにしても、おじさんやおばさんから一財産もらってるパターンが結構あるんだけど、当時の(あるいは現代でも)お金持ち世界だとあるあるなんだろうか。 ホームズものあるあるだが、親(特に義理)は割とお金に目がくらみがち。 〈ボスコム谷の惨劇〉 ホームズ&ワトスンお出かけ回。 電報でいきなりワトスンを呼びつけるホームズ。即座に「リフレッシュも兼ねていってらっしゃい」となるワトスンの奥さんも、30分で身支度を終えて向かうワトスンもフッ軽。冒頭からテンポがいい。 〈まだらの紐〉 調査のため、深夜に依頼人の家を訪れ、猩々と遭遇して驚く一幕。「内心の動揺にぎゅっと強く私の手首を握りしめたが」とある。 一瞬、ん?となったが、ワトスンさんの手首を握るかたちで引っ張ってくホームズは割と想像が容易ではある。なかよしじゃん。 〈椈屋敷〉 出だしから、退屈さ故にワトスンにいちゃもんつけるホームズ。 話には全く関係ないのだが「ちょろちょろ燃える楽しい暖炉」って表現、なんか最高にかわいいというか楽しいというか、愉快になるな。
  • 2026年9月29日
    トラブルシューター シェリフスターズMS mission01 (角川スニーカー文庫)
    『スレイヤーズ』『ロスト・ユニバース』の作者がおくるスペース・オペラ。 光の速度を超えて約百年、人類は宇宙進出の過渡期を迎えていた。 揺りかごから墓場までならぬ、トイレットペーパーから宇宙戦艦までを扱う複合巨大企業、クロフト社。 その傘下に創設されたトラブルシューター(何でも屋)であるシェリフスター・カンパニー所属の二組の、独立していたりクロスしていたりする活躍を楽しめるシリーズ。 「トラブルシューター シェリフスターズ」がシリーズ名で、二組のうちどちらをメインにした話かによって、MS(モーニングスター)、SS(シューティングスター)に分かれている。 MSは、イーザー=マリオン、サミィ=マリオンの二人が主役の物語。 1巻では、サミィのおかげでゆるいところや笑いどころ、ちょっとロマンス?風な感じがありつつも、クロフト社に生み出された生体兵器である主人公(のうち主にサミィ)の葛藤やクロフト社に対する複雑な感情などの、ゆるいだけじゃない部分も描かれていて、笑いと緊張感のバランスがちょうどいい。 基本的には勧善懲悪ものの要素が強く、テンポ良く、あっさりスッキリ読めてありがたい。 そしてこの巻の最後でちょろっと登場するシェリフスター・カンパニーの社長(パワード・スーツの全壊を報告されて良い悲鳴をあげいる)ティモシーさんは我が青春である。 よっ! かわいそかわいい!
  • 2026年9月25日
    准教授・高槻彰良の推察 民俗学かく語りき
    声で人の嘘がわかる大学生と、ゴールデンレトリーバー系民俗学准教授が、ウェブサイトから寄せられた怪異絡みの相談事を解決する話。 だいぶ前に買ったのでうろ覚えだが、多分SNSでマンガ版の試し読みを見かけて、おもしろそう、と思って購入した。ら、原作だった。マンガ版を買うつもりだったのにね……。 あちゃーまちがえた、とずっと積ん読になっていたのだが、この度読了。 主人公の深町くんも高槻先生も、ちょっと複雑な過去を抱えていて、そこをシリーズを通して追ってゆくのだろう。 深町くんはもとより、高槻先生が大変よいキャラをしております。若くして大学の准教授なのにレトリーバー系の爛漫さを持つ紳士。良いね。良い良い。 原作の続きを買うか、マンガ版を買うか、悩み中です。
  • 2026年9月21日
    Missing 神隠しの物語
    怪異は伝染する。 2001年に電撃文庫から刊行された、学園都市を舞台に繰り広げられる感染型ホラー小説、新装版。 全編大幅に改稿したということで、経年にも対応しており、今読んでも十分楽しめる怖さ(とはいえ、本書は1巻なのでだいぶ控えめ)。 同著者の『ノロワレ』が、「人が死なない」を標榜していたが、それは逆に言えば『ノロワレ』以外では割と死ぬのである。 本シリーズも割と犠牲者は多め。 怪談をもとに伝染・感染する怪異たちはしんしんとひっそり、しかし突然に、怪談に触れた者へ容赦なく襲いかかる。 たまたま怪談に触れてしまっただけの一般人に何ができるというのか。 2巻以降はまだ未読だが、理不尽とさえ思える展開は、新装版だからといって特に手心は加わっていないんだろうな。きっと。 思春期をはるか昔に脱した今、当時と同じように怖がりたい気持ちと、いや多少は平気になっていてくれという気持ちがせめぎ合う。2巻以降を読めばわかるだろう。 なお、当時は怖すぎて、怪異による干渉が佳境に入ると一気読みしないと夜寝られなかった。 『夜魔』シリーズにも登場する、我らが神野陰之氏も登場。大喜びです。 新装版だとビジュアルがなさそう?で残念。出番増えたりしてませんかね。これこそ読めばわかるか。
  • 2026年9月16日
    銀河英雄伝説1 黎明篇 (らいとすたっふ文庫)
    残念ながら昨年9月に閉店してしまったが、上野にイゼルローン・フォートレスという公式ダイニングがあった。 立地的にも銀英伝好きの友人との食事に便利だったのでぼちぼちの回数行った。来店ごとにスタンプがたまり、来店回数に応じて昇進する仕組みになっていて、私は同盟側(帝国か同盟か選べる)の中将だった。元帥になりたかったな。 何故かヤンだけちょっと知ってる、みたいな状態で友人におじさんたち(時々イケメン)のコースターを献上し続けた(ドリンクを頼むとコースターがもらえるシステム)。 「作品の公式ダイニングに行くのに作品を欠片も知らないのはよくないのでは?」と、原作小説を電子版で3巻まで買って、幾星霜。 視点の変化に慣れず、買った当時はアスターテ会戦とその後のあたりまで読んでそのままになってしまっていたのだが、全体を俯瞰する感覚で読めばいいのか、と思い至りやっと1巻読了。 そこの感覚さえつかめれば、端的に物語が進んでいくのもあって読みやすかった。 面白い。同盟と帝国の明日はどっちだ! が気になってぐいぐい読んでしまう。ファンが多いのも納得。 ただ、ダイタイ ミンナ シヌ、と、なんとなくこうなる、みたいなのはうっすら把握したうえで読んでいる+全10巻と思うと、先が、長い! とりあえず。とりあえず3巻まで読もう。
  • 2026年9月16日
    闇に魅入られた科学者たち 人体実験は何を生んだのか
    闇に魅入られた科学者たち 人体実験は何を生んだのか
    フランケンシュタイン博士は傲慢にも己を、科学を過信し、悲しくも恐ろしい「怪物」を生み出した。 現実世界でも、科学者の行いが禁忌に触れることがある。 ありとあらゆる手段で死体を手に入れ、解剖した男。「ジキルとハイド」や「ドリトル先生」のモデルにもなった、ジョン・ハンター。 ドイツのナチス政権のもと強権をもって押し進められた、命を優劣で淘汰する優生政策に大きく貢献したオトマール・フォン・フェアシュアー。 アイスピックで脳に分け入り、神経を切断する、現在では「悪魔の手術」とすら呼ばれるロボトミー手術を生み出したウォルター・フリーマン。 実際にオリンピックで多くのメダルを獲得した一方、多くの選手達が知らず薬害にさらされた。旧東ドイツで行われた、国家主導のドーピング政策の首謀者マンフレッド・ヒョップナー。 人間の人格や行動は何によって決まるのか。それが性格や器質で決まるとされていた時代に、「状況」によるのではと仮定し、今なお評価が分かれる「スタンフォード監獄実験」を行ったフィリップ・ジンバルドー。 本書は、NHK BSプレミアム「フランケンシュタインの誘惑 科学史 闇の事件簿」で放送されたなかから、テーマを「人体実験」にしぼって、5人の科学者に関する話を収録している。
  • 2026年9月11日
    ラヴクラフト全集 1
    ラヴクラフト全集 1
    イア! イア! クトゥルフ・フタグン! クトゥルフ神話の創始者として知られるH・P・ラヴクラフトの全集(全7巻)の第1巻。 収録作は、「インスマウスの影」「壁のなかの鼠」「死体安置所にて」「闇に囁くもの」の四つ。 長い話が多く収録されている印象で、読み応えがあるというか読んでも読んでも読み終わらないというか。 とはいえやはり読み切れさえすれば珠玉の作品ばかりで、提示される世界観の深遠さがクセになる。 ラヴクラフトの作品は「これはクトゥルフものか? 普通の怪奇ものか?」と、自分は今何を読んでいるんだろうと懐疑しながら読むことになりがち。 クトゥルフ用語(死霊秘宝とかハリの湖とかニャルラトホテプとか)が出ればクトゥルフもので、出ないまま終わればそうじゃないわけだ。 本書では「壁のなかの鼠」と「死体安置所にて」が(たぶん)クトゥルフものじゃない怪奇小説だった。 「壁のなかの鼠」では、土地の歴史についての記述で、先日読んだ『ケルトの島・アイルランド』で見たやつだ!とちょっと嬉しくなるなどした。 学生の頃に一度全巻読んだと思うのだが、なんかだいたい主人公(語り手というべきか)は狂気に巻き取られて無事じゃ済まない印象。 それを思うと、多少ショックな目にあっても「闇に囁くもの」のウィルマート氏はラッキーボーイなのかもしれない。
  • 2026年9月5日
    ダブル・バインド
    BL、MLはもっぱら漫画派だけど、時々小説も読む。 買った動機はいまいち思い出せないのだが、多分表紙の2人と裏表紙の解説を見て、「よし、眼鏡が受だな!」と買ったんだと思う。 ある日、意図的に餓死させられたと思われる死体が発見される。 その事件を追う刑事、犯人の目撃者の少年とその保護者、段々と関係してくるヤクザの面々、と話が展開していく。 そしてまさかの、全4巻+外伝1冊という長編だった。どーりで、事件は風呂敷が広がるばかりでさらにメインの二人がなかなかくっつかないぞ? と思った……。 むしろ完結していて良かった、と思い直して、機をみて続刊を買いたいところ。 電子でもでている(らしい)ので、続きを買うなら電子かな。
  • 2026年9月1日
    レジナルド
    レジナルド
    中高の図書館に置かれていた、サンリオSF文庫の『ザ・ベスト・オブ・サキ』を読んでから、見かけるとつい買ってしまうサキの作品。 当時は今ほど物を探しやすく無かったのもあって、ほかの作品を読みたくても全然見つからないでいた。 ある程度本の探し方が身についてくると、古本で選集なんかを買ったり。最近は新刊書でサキの本がだいぶ出ているのでうれしい限り。 白水Uブックスにもお世話になってます。 さて、そんなサキの翻訳書のなかで、特に本書は「第一短篇集 待望の本邦初訳!」(本書帯より)という、いわゆるレジナルドものを集めた一冊。 サキの作品に登場するレジナルドについては、(確か。たぶん)国書刊行会のジーヴス&ウースターもののあとがきで読んでからずっと読んでみたかったので、小躍りしながら購入。 何を隠そう(?)、我らが(?)クローヴィスが大好きなのだが、なるほどレジナルドもなかなかの癖強である。 クローヴィスのがまだ手心というかウィットがあるぞ、と思いながら読了した。 いわゆる、作品が書かれた当時の当世風刺(批判)という感が強く、当時に疎いと注を読みながらでも割とおいていかれる。 確かにこれは「サキの作品を翻訳して日本に紹介しよう!」と思ったときにはあまり優先順位は上がってこないかもしれねぇ、と納得。 それだけに、本書でレジナルドものがまとめて翻訳されたのはとても貴重だろう。 何にせよ、積年の希望が叶って感無量だった。 調べたところ次の巻も出ているようなので、探して買いたいな。
  • 2026年8月26日
    ことりっぷ都電荒川線さんぽ
    東京を走る唯一の路面電車である都電荒川線は、早稲田から三ノ輪橋を結んでいる。 早稲田は学生街だし、三ノ輪橋には商店街がありどちらも見どころたくさんだが、どの途中駅で降りても同様で、楽しいお散歩ができる。 本書はそんな楽しい都電荒川線沿線散歩のお供にぴったり。 そんな途中駅のうちの一つ、大塚駅と職場が近いのもあって、時々沿線散歩をするのだが、次の機会には本書で読んで気になったところに行ってみたいと思う。 2014年の本なので、コロナ禍を挟んでだいぶお店は入れ替わっているのではと思うが、調べたところ私が気になったお店は幸いなことにほぼ現役のようだった。 たいやきのカドヤさんとか、もんじゃ焼き屋さんとか、和菓子屋さんとか……。おいしいものが発見できそう。
  • 2026年8月24日
    首吊少女亭 (角川ホラー文庫)
    霧深き都の幻想的怪奇譚。 主にヴィクトリア朝のイギリス(ロンドン)を舞台にした12の短編を収録した一冊。 切り裂きジャックに、バネ足男、吸血鬼、さらに時々チラ見えするシャーロック・ホームズだったりコナン・ドイルだったり要素がとても良い。あの時代のロマンが詰まっている。 そして当時の文化についてかなり詳しく書いてあるので、とても勉強にもなる。 個人的には「新人審査」が、怪奇譚ならではの「よかったね!」(たぶんあまりよくない)感があって好きだった。
  • 2026年8月24日
    ないもの、あります
    ないもの、あります
    クラフト・エヴィング商會がセールスポイント、キャッチコピーとする「ないもの、あります」を書名として冠した一冊。 曰く、クラフト・エヴィング商會の「看板娘とでもいうべき一冊」。 堪忍袋の緒、舌鼓、思う壺、目から落ちたうろこなどなど、クラフト・エヴィング商會が扱う「ないもの」たちのカタログ。 「あるないものたち」の解説はユーモアたっぷりで思わず笑ってしまう。 大風呂敷の畳み方までその身を持って教えてくれる一冊だった。 巻末には、「とりあえず」と「ビール」の密接な(?)関係性を記した赤瀬川原平「とりあえずビールでいいのか」も掲載。
  • 2026年8月10日
    真景拝み屋怪談 蠱毒の手弱女〈天〉 (角川ホラー文庫)
    著者の本は単話の怪談をまとめたものや、単話として掲載された怪談の中から筋が立ち上がってくるものが多いが、本書はちょっと様子が違う。 間に関連した短い話が挟まること自体はあるが、印象としては長編✕長編といった感じ。宇宙人のような姿をした「神」にまつわる依頼である浄土村に関する話と、人工的に作られた異形の造り神である木乃伊「鵺神」にまつわる話が同時進行する。 いつもの著者の本(ぽんぽんとテンポよく短い怪談が続く)を期待して読むと少し読むのがしんどいかも。 しかし、6割くらいまで読み進むと浄土村に関する話が解決に向けて一気に動き出し、鵺神に関する話の下準備が終わってくるのでスピード感を持って読めるようになると思う。 『蠱毒の手弱女』は天・冥の2冊構成。 本書〈天〉では浄土村の話が解決し、その間に挟まれるように進行していた鵺神の話が下準備を終え動き出しそうだぞ、というところで終わる。 著者の本にしては珍しく冒頭に「主な関係者一覧」が載っており、単に長編だからかな?と思ったら、なるほど納得の登場人物の多さ。 というのも、本書では総決算(?)と言わんばかりに、過去の著作で登場した拝み屋・占い師・霊能師が入れ代わり立ちかわり登場する。 私は勢いで「誰だっけなこれ」とか「なんかそんなこともあった気がする」とか思いながら読み切ってしまったが、多分前著たちを読み直して色んなエピソードを思い出した状態で読んだほうが十全に楽しめると思う。 それにしても、鵺神の方の事件はここから先の部分でまるまる一冊かかるのか。どれだけ解決が大変なんだ。 〈冥〉も既に買ってはあるので、本書の内容を忘れる前に読み始めたいところ。
  • 2026年8月9日
    サクッとわかる ビジネス教養 ブランディング
    近頃、仕事の方でアレやコレやありまして、ブランディングとか勉強したほうがいっかな〜と思うなどした。 著者のブランディングに関する新書は読んだのだが、それがちょっと前の本だったので、新しい本も読んで情報の新旧のバランスをとろうと、本書を購入。 イラストなどの視覚情報が多く、タイトルの通りサクッとブランディングについて学ぶには好適。 この辺りはやはり、会社や上司の理解なく手を出しても万全の効能がでるものではないなぁとしみじみしながら読了。
  • 2026年8月4日
    本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜第一部「兵士の娘 I」
    本が好きで司書を目指していた麗乃は、本の下敷きになって死んでしまう。 そして気がつくと異世界でとんでもなく病弱な少女マインとなっていた。 文字通り「本さえあれば幸せ」という、ちょっと行き過ぎた本好きの麗乃が転生したのはしかし、本が超絶希少で流通していない、識字率すら低い世界だった。 紙やインクすら希少で庶民では手に入らない世界で本――はちょっと難しそうなので、文字による記録媒体をつくるべく奔走するマイン。 しかし生来の病弱もたたり、なかなかうまくいかない。 本に囲まれて暮らしたい、司書を目指すマインの下剋上物語、第1巻。 「本好きの下剋上」シリーズは漫画版で読んでいるが、何かの拍子(覚えてない)に原作を購入。 積ん読だったのをこの度読了。やっぱり面白い。 第1巻は、ベンノとの出会いまで。 ここから先も面白いんだよなぁ〜、続き買っちゃおうかなぁ〜、と迷い中。 とりあえず漫画版を読み返そう。
  • 2026年7月30日
    勇者互助組合交流型掲示板(3)
    役目を終えた退役勇者たちが、時空を超えた各世界の勇者たちをサポートするための組織である勇者互助組合。 そこの交流型掲示板では、現役勇者からの相談や境遇に対する悲鳴、退役勇者たちの雑談など、今日も今日とてスレが立っている。 実に1〇年前、友人に借りて1・2巻を読み、その後3巻が出て即買いして、幾星霜……。 積ん読本解消に読みやすいものを、とこの度チョイスしてちょみちょみ読み進めた。 スレッドを再現するように組まれた本文は二段組で文字が小さめだが、会話形式に近いのでするする読み進む。 すっかり1・2巻の内容を忘れておりまして、何が何やら状態で読みはじめたが、読んでるうちにああこーゆーノリだったなぁと思い出してきた。 懐かしい気持ちとともに楽しく読了。
  • 2026年7月29日
    薬屋のひとりごと (ヒーロー文庫)
    随分前(確認したら2020年以前)に買い、ずっと積ん読になっていたものをようやっと読了。 読みはじめてみると文章が読みやすくかつテンポもよく、あっという間に読み終わった。 1巻の内容は、里樹妃を暗殺しようという企てが解決され、晴れて(?)猫猫が後宮をクビになり、落ち込んだ壬氏と宴で再会(そして再び宮中へ)、というところまで。 今のところ漫画版で満足しているので(そして何より積ん読本がたまりすぎなので)、2巻を買うかは悩むところ。
  • 2026年7月22日
    基本がわかる! ハツ江の料理教室 NHK「きょうの料理ビギナーズ」ハンドブック
    鶏肉の照り焼き、鶏肉のソテー ごまソース、のり巻きささ身のかば焼き風、厚揚げの照り焼き、油揚げの袋煮……おいしそう。 在宅勤務がはじまってすぐ、「よしご飯つくるぞ!」と気合を入れ、料理の基本が学べそうな本としてこの本を買った。 いろんな食材の下拵えに切り方、基本的な各種調理法などをがじっくりしっかりまとめられている。 結局、いまいちピンと来ずに読みかけのまま一年半が経過。 ご飯づくり自体は、各種SNSでおいしそうなレシピを見つけては作ってみる、という方向性でやってきてはいたが、あらためて本書を読みはじめてようやっと「なるほどあのレシピのアレはこういう意味が」「あのレシピとあのレシピのつくり方の違いはこういうことだったのか」と意味がわかった。 もともとの私はこの本を読もうにも、体験が乏しすぎていたんだなぁと反省。 ある程度体験を蓄積してからじゃないとピンと来ないことというのはあるもので、恥ずかしながら私にとっては料理はその枠だったよう。 しかしせっかく若干の経験とともに本書で基本の知識も得たので、本書掲載のレシピ(冒頭)たちをつくってみたいところである。
  • 2026年7月19日
    語るボルヘス
    語るボルヘス
    「記憶に値する即興の文学的創造 1978年、ブエノスアイレスで行われた連続講演の記録。」 (本書帯より) ブエノスアイレスのベルグラーノ大学で5回にわたって行われた講演の記録集なのだが、ボルヘスの話を生で聞けるって羨ましすぎないか。 テーマはそれぞれ「書物」「不死性」「エマヌエル・スヴェーデンボリ」「探偵小説」「時間」。 さまざまな小説家、詩人、哲学や数学ほか多くの学者の思想や言葉を紹介しながら展開される講演は、刺激的で示唆に富んでおり、考えさせられる。 個人的には特に「書物」の回が興味深い。 電子的な端末に内容がおさめられた電子書籍が、何度目かの元年を超えてついに定着した昨今。新約聖書がうまれて当時の「聖書」が「旧約聖書」となったように、書籍の話をするのに「紙の」「電子の」と枕詞をつけて区別するようになった今の時代を、ボルヘスだったらどう論じたのだろう。 〈2026/07/29 追記〉 ところで、あとがきで触れられている『ボルヘス、オラル』を持っていて先日読んだばかりだった。 そして、薄い積ん読を読もう!と棚から適当に取ったら本書で「これは……限りなく『ボルヘス、オラル』では?」となったという。 しかし私が持っている『ボルヘス、オラル』は水声社刊。あとがきでは風の薔薇刊。 はて? と思って調べたところ、水声社は以前書肆風の薔薇という名だったとか。 私が所持しているのは新装版なので、初版は風の薔薇時に、新装版は水声社になってから出したということらしい。
  • 2026年7月10日
    なぜ働いていると本が読めなくなるのか (集英社新書)
    気がつくと増えている積ん読本、気がつく余地もなく増えていない読了本。 昔はもっと本を読めていたのになぁ、というのは過去の自分を美化しすぎなんだろうか。 という個人の悩みや感慨は置いといて。 一時(今も?)話題になった本書は、個人的には「読書」というテーマを使って覗いた日本の労働論というか社会の価値観の移り変わりを追う本かなと思う。 「今この瞬間、以前より本が読めなくなったような気がする個人と社会の話」というよりは(それも後ろの方の章で出てはくるけれども)、各時代の日本社会の中で「読書」にどんな価値がおかれ、社会の変化の中で「読書」がどんな立場に置かれているか、という話だ。 自身も本が読めない!となった経験もある著者がまとめた、本を読むようになる方法も巻末のあとがきにちょろっと出てくる。 この本を読むことで「本が読めない」という悩みが解決することはないだろうと思うが(あとがき記載の方法を励行すれば若干改善はするかも)、そう悩んでも仕方がない世の中に生きているのかもなぁという諦めはつくような気がする。 ついでに、半身の仕事で全身時の給料が貰えたらそんな楽なことはないのにな!と、怠惰な私は思うなどする。
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