ユーフラテス "偶然の散歩" 2026年9月1日

偶然の散歩
偶然の散歩
森田真生
同じ散歩は二度とない。 言葉が語ることと示すことの際を強調し、「語り得ないことについては、沈黙しなければならない」 どれだけ遠くへ、どれだけ高速に移動できるようになっても、すべて人間の経験は、一つの体で引き受けるしかない。 転ぶたび、そして立つたびに、人の体は、賢くなっていくのだ。 転んでも転んでも立ち上がるしぶとさ。 立ち上がってもなお、いつでも転べる勇気と身軽さ。 そのどちらも失わないでいたいと思う。 「学ぶことは(マテーシス)は想起すること(アナムネーシス)だ」 ソクラテス 誰かのようであろうとするより、自分に与えられな場所を力いっぱい生き抜く。 無理に揃えようとしなくてもいい。 最後はどうしたってみな、同じ一つの場所へと還っていくのだ。
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