
たま子
@tama_co_co
2026年8月29日
新版 星野道夫 悠久の時を旅する
星野道夫
読んでる
読書日記
毎日日記
こんな風景の中で風に吹かれていると、人の一生には、自然というもうひとつの現実があるということを改めて教えてくれる。広がりにうちのめされ、自分の一生の短さを知り、なぜか分からぬ元気が湧いてくる。それは、とにかくやってみようという、説明のつかない力のようなものだ。
ー展示キャプション
朝から『星野道夫展』を観に行く。気の遠くなるようなアラスカの広がりを星野さんの目を通して見つめる。地平線の先へ消えていくカリブーの大群、サケを食べに川へやってきたグリズリーの親子とその食べ残しを狙うワシ、氷塊の上で羽を休めるカモメ、ブリザードのなかでたたずむホッキョクグマ、森のなかに咲く水芭蕉と苔むしたムースの角、鯨の骨が並ぶ墓……そしてアラスカに住む人々、エスキモー(先住民の自称に合わせて)。写真に映る老人と目が合い、顔が日本人によく似ていてふしぎなきもちになる。帰って調べると、極北の地で暮らすエスキモーも日本人と共通のモンゴロイドを祖先にもつのだと知る。ふしぎなきもちが、うまく言葉にできないうれしさに変わった。アラスカのエネルギーをたっぷり受け取り、太陽の下でたくさん水を浴びたあとのような、身も心もひたひたに潤った自分を感じながら帰り、本屋に寄ってミランダ・ジュライ『はいつくばって』を買う。夜、『BASARA 26』外伝1読む。










