かなすみ "メイジー・チェンのラストチャ..." 2026年8月24日

メイジー・チェンのラストチャンス
メイジー・チェンのラストチャンス
リサ・イー,
代田亜香子,
金原瑞人
主人公メイジーは中国系アメリカ人の11歳の女の子。 カリフォルニア州ロスアンゼルスでフードスタイリストのママと二人暮しなのだが、この夏初めてママの故郷、オパ(おじいちゃん)とオマ(おばあちゃん)の暮らす街、ミネソタ州ラストチャンスで過ごすことに。 夏休みは楽しい計画がいっぱいあったのに、もしかして夏じゅう帰れないの……? と不服な様子のメイジーでしたが、オパとオマが経営するチャイニーズレストラン「ゴールデンパレス」中心に、交流を深めたり巻き込まれたり、自分のエリアを広げて行きます。 出てくる人々が魅力的。 そしてシームレスにどんどん話が展開していく独特の文体だなぁ、と思いながら読みました。 オパがなんとも愛嬌のあるおじいちゃんで、ついつい好きになっちゃう。 病状が悪いというのに人をからかってばかり。(親友だった)ウェルナーさんとはお互い頑固で口をつぐんだまま。 ママと両親の確執もなかなか手強いし、ヘイトクライムの話題もするっと出てくる。 オパの語る先祖のラッキーの話も時代を超えて挟まれながら、謎解きもあちこちに。 フォーチュンクッキーの中身を入れ替えるというイタズラ?をメイジーが思いつくのだが、占いがなんとも絶妙な一言で、私も欲しくなってしまった。 巻末に、クリームチーズ入りワンタンのレシピが載っているのも個人的にとても嬉しいサプライズでした。 ボリュームあるけど、この夏に読めてとてもよかった1冊でした。
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