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かなすみ
@kanasumi_0123
読書リハビリ中
  • 2026年3月25日
    白さぎ
    白さぎ
    バーバラ・クーニーの絵がやはりとても美しい。 絵本という形を取っているけれど、子供向けでは無い読み物だった。 石井桃子さん訳で育ってとても好きだけど、流石に難しいな、と思うジュエットの作品。 主人公シルヴィアの気持ちが理解出来ない部分もあったのだけれど、不思議と読後感がとてもよい。 何か大事なものを手渡された感じ。 密やかな愉しみが心の中にチカッと灯された感じ。同志のような連帯感で繋がってしまった感じ。 深い。そして美しい。よい読み物でした。
  • 2026年3月24日
    父さんが帰らない町で
    父さんが帰らない町で
    キース・グレイの本、好きだったなぁ、と手に取った。 舞台がイギリスではなくアメリカなのは、後書きに理由が書いてあった。なるほどね。 多感な少年期さいごの夏と言った感じの本書。主人公が人生を振り返った時に、分岐点のように見える夏なんだろうと思われる。 主人公ウェイドは12歳。彼を取り巻く世界は色んな物で出来ている。兄のジョーや敵対する金持ちの息子のケイレブ、移動式カーニバル、お化け屋敷の「最後の兵士」……、そして不在の父。 いくつものピースが絡まりあった、短いけれど想像力をかきたてられる魅力的な作品だった。 不安、諦め、葛藤、恐怖。そして晴れ晴れとした高揚感のあるラストシーン。 キース・グレイの作品には、ユーモアと苦さがあってそこがとても好きだ。
  • 2026年3月20日
    THIS ONE SUMMER
    THIS ONE SUMMER
    夏の間、別荘地で過ごすという習慣が私にはないので、いつもそういう夏の描写に憧れる。カナダのコミックス。グラフィックノベルと呼ぶべき? 思春期手前のローズとウィンディのそれぞれの抱える問題や取り巻く空気を、鋭い感性で切り取った秀作。 いいことばかりじゃない(寧ろ嫌なことの方が多い?)のが辛いというか、苦々しい。 もう来年には2人とも思春期に突入してしまっているかもしれないね。 夏と、思春期前の、そんな手触りを求めている人に届きますように。 私はラストの石のコマが好きだ。 相変わらず読後感が映画のよう。 作者のマリコ・タマキと画のジリアン・タマキが従姉妹だと初めて知った。
  • 2026年3月17日
    セツと八雲
    朝ドラのばけばけが終わってしまった。 が、こちらも読み切ってしまった。 曾孫の小泉凡さんが語ったこちらの八雲とセツのお話もとてもよかった。
  • 2026年3月8日
    いまにヘレンがくる
    いまにヘレンがくる
    しんどい……。 ゴーストストーリーではあるのだけど、それ以前に主人公モリーの置かれている立場が、しんどい。時代背景もあるのだろうけど、母と弟と3人で幸せに暮らしていたのに、母の再婚で義妹が出来、弟妹の世話はモリーの責任に。これがまた難儀な態度の妹でさ……。(すぐ嘘をついてモリーを陥れようとするんだな) 強制的な田舎暮らしも苦痛だし、唯一の仲間である筈の弟も、モリーの言うことを信じてくれないしで、ほんとに読むのがしんどかった! アメリカの(ちょっと古い)児童文学には嵐のような子が度々登場するな、とは思ってるけど、久々に出会った。 物語としてはすごく面白かったです! 分量も行きと帰りの電車、合計2時間で読み切れる感じでとてもよかった。 私にはヘレンよりもヘザーが怖かったよ……。
  • 2026年3月7日
    カタミミの森
    カタミミの森
    小森香折さんの作品を続けて読んでいる。 中高学年向きかな、と思うけれどどうかしら。少し長め。というか重め。 キツネのロビンが主人公の、動物世界もの。 動物ファンタジーを読む時に、その世界観がどうなっているのかが気になるところなんだけど、キツネ、オオカミは食べられる関係性を持ち、でもキツネとリスは友人のよう。 ハシビロコウとナマケモノもでてくるし、途中から出てくる「イクサグマ」は城を築きオオカミの軍隊も従えていることから、とても人間くさい。 明るく楽しいだけではないストーリーに、出久根育さんの絵がとてもマッチしていて気持ちいい。 大きな生き物への愛を感じる。 ラストのような切り札が、我々にもあればいいのにと思う。
  • 2026年3月4日
    生まれかわりのポオ
    カシワイさんの絵だ! 森絵都さんがお話書いてるのか! と、そこまでは確認して図書館で借りてきたのですが、亡くなった猫の話ということまでは確認してなくて、迂闊でした。 まだ私にはホットな話題すぎた。 我が家の猫も虹の橋を渡ったばかり。 息子のルイくんが、ママも悲しいのかも、と気がつくところにぐっときた。 悲しみがどんどんうすくなればいい。
  • 2026年3月1日
    おもちゃ屋のねこ
    おもちゃ屋のねこ
    図書館で詳細見ないでぱぱぱっと手に取って借りてきたから、挿絵がくらはしれいさんだと知らなかった。 最近こういうこと多いな。 好きなイラストレーターさんなので、嬉しい驚き。 子供向けの内容で、すぐ読み終えられるのが読書リハビリ中の私にはありがたい。 おもちゃ屋さんのべっこう猫クルリンに、惚れてしまうこと間違いなし。 登場人物も憎めなくて、リンダ・ニューベリーさんの他の話も読みたくなりました。
  • 2026年3月1日
    かえる場所
    かえる場所
    表紙の絵より、中の不安感の多い絵の方が、私は好みかな。 帰る と 孵る のダブルミーニングなのか。 図書館へ行ったら絵本も見てみようと思っていたのですが、ウチの図書館、手がかりがないと絵本は探しにくいのだった……。 今度は空いている時に。
  • 2026年3月1日
    時知らずの庭
    時知らずの庭
    知らずに借りたのだけど、挿絵が植田真さんだった。繊細な絵柄が美しい。 小森香折さんのお話し、これはジャンルとして児童文学だと思うのだが、大人が読んでもモチロン大変面白い。 主人公はリスの庭師ホップ。 時知らずの庭で、変わった植物たちと奮闘する姿が一生懸命で微笑ましい。 どの人(植物?)たちも魅力的でしたが、ヒメヒヤシンスのお嬢さんが印象的だったかな。 どれも、ふっと肩の力の抜けるストーリーでした。ほわほわな読後感。満足。
  • 2026年2月28日
    ああ、ウィリアム!
    ああ、ウィリアム!
    やっと読み終わった……! 旅行がテーマのものを読みたくて、何も知らずに読み始めてしまった。シリーズ?だった。この世界観でいくつも作品が出版されているのですね。 作家であるルーシー・バートンが主人公の作品で、元夫ウィリアム・ガーハートに頼まれ、自分の(母親の?)ルーツを辿る旅に出る………までが、まあ長かった。 ルーシーの回想はふわふわと、いろんな過去へと飛び回るので、慣れるまでクラクラする。それが魅力でもあるのだろう。 それにしても、離婚再婚が多くて混乱する。 最後の方に出てくる、ルーシーの2番目の夫、ディビッドとの描写が、美しくてとても好きでした。
  • 2026年2月22日
    声が聞こえたで始まる七つのミステリー
    この間、小森香折さんの本を読んだので、懐かしくなって図書館で借りてきた短編集。 出版が2002年とのことで、時代背景が少々懐かしいところもあるが、色んな子供たちが出てきて、ちょっとハッとするミステリー。 私が好きだったのは、「もとむ・座敷わらし」と、最後の「向こうの国の電車」かな。描写がとても美しかった。 様々な子供たちが、活き活きしている姿に元気を貰ってしまったね。 そして短編というものが好きだな、と改めて。 短い言葉の中で、クッキリとした世界の手触りを残していくの、やはり凄いなと思うし、作家性が出て面白い。 他の人の短編集も読んでみたくなった。 さらっと読めるのも、読書リハビリ中の私にはありがたい。
  • 2026年2月17日
  • 2026年2月15日
    are you listening? アー・ユー・リスニング
    are you listening? アー・ユー・リスニング
    全編カラーの漫画だった。 年齢の違う、ビーとルーのロードムービー的作品。途中からとてもファンタジックに不安を描いてる。猫のダイヤモンドが素敵だ。 それぞれの事情で、ギリギリのメンタルな2人の逃避行。なにから?現実から? 出会って、少しずつ相手を知っていく。 思春期ならではの不機嫌、大人ならではの追い詰められ方、それぞれ生々しい。 明るく楽しい旅ではないのだけれど、 深く内面へ届く。 とてもいい旅でした。
  • 2026年2月15日
    世界の不思議な図書館
    世界の不思議な図書館
    こんな図書館があるのか、と写真を眺めているだけでもとても楽しい。 ロバ、ラバ、ゾウの図書館に目からウロコ。 ホテルの図書館にうっとり。 電話ボックスや木の上の図書館もある! 眺めるだけで、世界をちょっと広げてくれる本でした。 ちなみに私が好きだったのは、北ウェールズのウィリアム・グラッドストーン旧邸。行ってみたい。 図書館と建築物の写真が好きな人向け。
  • 2026年2月7日
    ウパーラは眠る
    ウパーラは眠る
    図書館で懐かしい名前をお見かけし、借りてきました。小森香折さん、ニコラの塔が好きでした。 潮の満ち干きで閉ざされる島にあるエーデルダム修道院にやってきた、15歳の赤茶色の髪の少女アイラは、ゆたかな胸をうらめしく思っている孤児です。 厄介事から逃れるためにしぶしぶ修道院の門をくぐるが、そこには一癖ある人ばかり。 人間離れした美しさで冷たい印象のシスター・クラリス、堅実な図書館長のシスター・ヒルデガルド、世話係の修道女ドミニクは二面性があり仲良くなれそうにない……、謎に導かれアイラは孤軍奮闘、修道院にまつわる噂の真相を探ります。 久々にさらりと読めて楽しかった!もっと長くこの世界に滞在したい。 ウパーラは眠る、2018年の出版なんですね。続きもありそうなラストだったけど、続きはないのかしら。 是非続きが出て欲しい。読みたいです。
  • 2026年1月30日
    神の蝶、舞う果て
    神の蝶、舞う果て
    上橋さんの新刊、とても楽しく読みました。 そして、読書会というものへの参加、実に10年以上ぶり位なのですが、語り合わないタイプの会なら、最近本が読めてないリハビリ中の私でも行けるかも?と、本を購入し、飛び込んでみました。 まず時間内で読み切れたのが嬉しかった! 上橋菜穂子さんの新刊、本当にとても楽しく読みました。初期のテイストと、今おそらく包み込むように慈しみ手を入れたのでは?という本作。時間の経過がすでに感無量。 冒頭の、大井戸の描写にドキリ。柔らかい脂、弾力のある物質、という描写にそわそわしてしまう。僅かな不穏の種は徐々に大きなうねりとなって、主人公のジェード、ルクラン、その他の人々を飲み込んでゆく。 異変の章からはまるでジェットコースター、ルクランいわく、目隠しされたまま小舟に乗せられて、急流を下っているよう……そして圧巻のラスト。期待を裏切らない、緊張感に満ちた濃密な時間でした。楽しかった! 読み終わった後には、感嘆の息を長々と……。 その後に頂いたグリューワインは、赤く濃く甘く、まさに黒い花のような液体で、心が解れて満ちました。ご馳走様でした。
  • 2026年1月29日
  • 2026年1月27日
    いちばんの願い
    いちばんの願い
  • 2026年1月17日
    リスからアリへの手紙
    リスからアリへの手紙
    動物たちの不思議な話だった。 なんとも奇妙な世界。 イラストも本の形も素敵で好み。 チェロを聞きに行く電車の中で読みきった。 読書リハビリに丁度いい短さであった。
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