
ゆずりは
@setsu0312
2026年9月1日

男
幸田文
読み終わった
『崩れ』などの随筆でも自ら歩いて、見て、書いてきた幸田文が、男たちの仕事場に同行して見た景色。
木を切り倒す、火を消す、救急の現場は想像できるけれど、昭和の時代の荷車でのごみ収集に同行し、下水道の中にも入る著者。相当の覚悟がなければできない。
実際に見て体験しなさい、という幸田露伴の教えを叩き込まれた著者ならでは。
幸田文の文章は、よく切れる刃物で斬られたようなスッキリした後味が魅力。久しぶりに読めて背筋がシャンとした。

