歌子Bookland "ソシオパス" 2026年9月3日

ソシオパス
ソシオパス
パトリック・ガーニェ,
高橋知子
社会病質者というのは、サイコパスや境界性パーソナリティ障害とはまた別に、ソシオパスという病名の存在を初めて知った。著者自らの生い立ちや感情の経緯から判断して書いているだけに、非常に細部のディテールが描かれており、具体的なせいか読み物としても十分成立している。 感情が足りないせいで、そのストレスやプレッシャーに苦しめられるが、爆発前に小出しな暴力的衝動で収めていくところは、周囲の人にはそりゃ理解できんだろ…と思う。著者が知的で美しく、まあまあ裕福な環境だったから自己探究してコントロールできたけど、それらを持ち合わせていないソシオパスの人は、一体どうしてるんだ?と思わなくもない。ものすごく興味深い本だった。
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