
りら
@AnneLilas
2026年9月4日

火定
澤田瞳子
読み終わった
聴き終わった
日本史
奈良時代
古代史
@ 自宅
初めて読む澤田瞳子作品。
158回(2017年下半期)直木賞・第39回吉川英治新人文学賞候補作。
かねてから、奈良時代に天然痘の流行で藤原四兄弟がごく短期間のうちに相次いで亡くなった史実をすごくドラマチックに感じていて、そのあたりを読めるのだろうと聴き始めたら、それは勘違いだったらしく、朝廷ではなくほぼ市井の施薬院が舞台だった。
四兄弟のうち、北家の房前については関わりのある元侍医が登場するけど、藤原四兄弟が亡くなったことによる政権の混迷についてはほとんど触れられなかった。
遣新羅使の帰国を契機に奈良の都じゅうで貴賤問わず痘瘡のパンデミックが起きる様は令和のコロナと何も変わらず、奈良時代ですらすでにグローバル社会だったんだなと思う。
直木賞の選評を読むとなかなかに酷評されていて、それはそれで面白い。
澤田作品は袴垂が登場する『のち更に咲く』がもうすぐ文庫化されるので、近いうちに読みたいところ。
オーディブル1.9→1.8→2.0倍速。