紫嶋 "食卓の世界史" 2025年4月5日
紫嶋
@09sjm
2025年4月5日
食卓の世界史
遠藤雅司(音食紀行)
読み終わった
借りてきた
本書のテーマを一言で表すならば「歴史上の偉人たちは、一体どんなものを食べていたのか」。だが紐解いていくと、そこにはさながら縦糸と横糸が複雑に絡み合った文化史・料理史が広がっていた。 領土の拡大により手に入る食材に変化が生じたり、新たな文化圏との交流により調理法に影響を受けたり。それがたとえ侵略や戦争という負の歴史であっても、人々の生活に何らかの変化をもたらす。 古代から近現代に至るまで、人間の食事と歴史の流れは切っても切り離せぬ関係にあるのだと感じることができ、非常に興味深く面白い一冊であった。
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