
みゆこ.~.
@miUiko
2026年9月6日
黄金を抱いて翔べ
高村薫
読み終わった
日本推理サスペンス大賞受賞作。金塊強奪の計画から実行まで、事細かに説明があって、ここまで情景描写の細かい小説を読んだのは初めてで驚いた。
主人公幸田による、話している相手の目のなかに浮かぶ感情と、教会の内装の描写が美しかった。
それとなく匂わされる行為も、お洒落だなと感じた。直接的にわかりやすく描かれないところが。
・子供の頃、路地に雪が積もったとき、世界が変わったという感激で泣けてきた、あの短い夢のようだった。
・表の光は、濃い青の磨ガラスを通して、この世のものでない光に変わっていた。
・息をすると、それが響き返ってくるような場所だった。