あおい "悪い夏 (角川文庫)" 2026年9月5日

悪い夏 (角川文庫)
夏が終わってしまうので、積読にしていたのを慌てて読みました。 読み進めて、これは一気読みすべきだなと思って勢いで読了しました。 生活保護が関連した小説だと『護られなかった者たちへ』の印象が強かったのですが、こちらもまた違う意味で非常に印象的でした。 佐々木も愛美も、最後の結末に至るまでに何度か分岐点はあったのに、そこに気付けなかったり選ばなかったりした結果がラストに繋がっていましたが、一概に「きちんと選ばなかったあなたが悪い」と言えるのかどうか、考えてしまいました。 シングルマザーが3名いましたが、3者3様で、そのあたりもリアリティがありました。 以前『最貧困女子』という本を読みましたが、ここに通ずるものがあると感じました。 読み終わったあとに色々と考えさせられる本でした。
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