
むよむよむよ
@ajtdmw258390
2026年9月6日
魔球
東野圭吾
読み終わった
そうだ、本を読むのはとても楽しいことだったんだ、と思い出させてくれた。
しかし
私、推理小説がダメなのかもしれない。
だってどんな理由をつけても人殺しって許されなくないか。
これは殺しても仕方ない!って思考回路にもなれないし、フィクションとしてトリックを楽しめない。
仕掛けを楽しむなら誰かが死ぬ必要ないじゃん。死がスパイスになってるじゃん。
ネタバレ
犯人っぽく書かれた人が殺されて、
どうなる!?となるけども、
やっぱり犯人だった。
犯人は甲子園球児。
ピッチャーがキャッチャーを殺して
身辺整理の後に、他殺に見せかけて自殺した。
若さと生い立ち故の硬質さで、誰にも弱みを見せず、誰にも頼らず。同情などかけらもいらない。同情されることすら許さない。
いやー、でもさあ!
肩を壊してるのを心配したキャッチャーが医者に見せようとしたのを許さずに殺すってさあ!
投げられなくなっても貧しい家のためにどうにかプロ野球に入るために。
でもプロ野球に入って終わりじゃないのに。
その後の人生のが長いのに〜。
しかも自殺しちゃったし。
思考回路も、流れは分かるんだけども。青年特有の硬質さと視野の狭さ、と言ってしまっていいのか。殺しを。
犯人は義母と弟との3人家族。貧乏。
家にお金を入れるために、肩を壊したのを隠してプロ野球入りを目論む。
肩を直そうと動いたキャッチャーを許さずに殺す。
人殺しをした。許されない。
弟と義母のためにも自殺とバレずに死ぬ。
なんで人を殺すんだ、なんで死ぬんだ。
しかも、死後に弟に自分の右腕を鋸で切断させて捨てるなんて、トラウマの残ることを。
実の父親に会うために爆弾まで仕掛けて。
父の会社に怨恨のある人物を見つけてけしかけて。
ものすごい洞察力、努力、行動力をフルに使って、人を殺して、自分も死ぬのか。
広げた風呂敷を複雑な家庭事情と犯人の硬派?な性格でつつみ込もうとしているが、うぬぬぬ。あとなんで刑事は犯人に感付けたのか。高校生の息子を殺されたキャッチャー側のご親族のお気持ちはいかばかりか。
悶々と悩むが、その時点でこの小説は成功しているんだろうな。