
💫
@hoshi_ho4
2026年8月27日
改元
畠山丑雄
読み終わった
文芸評論家の三宅香帆さんのYouTube経由で知った。京都大学出身の畠山さん、大学生になってから、本格的に本を読むようになって、小説を書くようになって、最近、芥川賞を受賞した。文武両道な畠山さんの人柄(YouTubeで姿を見た)、雰囲気に惹かれて、何か1冊読んでみたいと思った。「改元」にしたのは、試し読みをして、舞台が山間集落であることが、自分の故郷と近く読みやすいと思ったから。
文章について、技法のこと、よくわからないけど、比喩っていうのだろうか、場と、心情の描写が、ものすごく映像的に、細かく描き出されていて、ともすると、執拗なほどで、言葉をこれでもかと重ねている、そのひとつひとつが、世界観を強固なものにしている、龍なんか出てきて、非現実・ファンタジーな話のはずなのに、圧倒的に現実と地続きに感じるのは、その執拗なまでの映像的な描写、また登場人物の徹底した、強烈な個性が、際立っていて、水、菖蒲、といったキーワードもいたるところに散りばめられ、透徹された物語だ、という感想が1番に浮かんだ。圧倒された。