あおい "花菱夫妻の退魔帖 二" 2026年9月6日

花菱夫妻の退魔帖 二
シリーズ二作目。 今作も着物の合わせの描写が楽しめました。 『淡い紅藤色の地に紫陽花が描かれた紗の羽織、衣桁には白いぼかしの入った鳩羽鼠の地にやはり紫陽花を描いた紋紗縮緬の単衣、象牙色の地に銀糸で観世水を刺繡した絽の夏帯がかかっている。』 着物は全然詳しくないのですが、色合わせやモチーフの組み合わせ方が読んでいるだけで楽しくて、想像ですが目の保養になっています。 鈴子が凛としたタイプの美人なのもいいです。 他にも雪子と朝子は好みが違うんだなとか、千津は年嵩だから少し落ち着いた色や柄を選びつつ、モチーフや小物合わせが上手いのかなとか、想像しながら読めるのがよかったです。 鈴子は物言いがはっきりしていて芯があるので、行動を追っていても安心感があります。 公家華族というものを全然理解していないので、そんな仕組みだったのかと感心しながら読んでました。 仕組みが複雑で、物語に必要な要素はかろうじて理解できているかなというレベルでなんとか読み進めています。 淡路の君が何故怨霊に近い幽霊だけを喰らうのかが今後わかるのかな。 次作も楽しみです。
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