海洋単細胞 "孤島の鬼" 2026年9月6日

孤島の鬼
孤島の鬼
江戸川乱歩,
落合教幸
諸戸ァ!!!!最後の一文が切ない…。 私は別に主人公のこと義理のない奴だとか酷い奴だとは思わないんですが(自分に合わない性的趣向の人に迫られても答えられないのはそうだし) それはそれとして洞窟であんなことがあって、ふたりで生き延びたらちゃっかり秀ちゃんの手術とか病院の手伝いとかさせようとしてるのはおぉ…ってなりました。 だって丈吾郎と血の繋がった息子だったならまだしも、結局他人だったのだからそこに絶対的な償いは発生しないはずで。 もちろん相談を受けたなら諸戸自身の良識によって承諾したとは思うんですけどその…箕浦…お前もうちょっとさ…! でもこれくらい神経が図太くないと主人公って務まらないのかもしれない…。 話はめちゃくちゃ面白いです。奇妙な殺人事件から始まり、実行犯から指示犯をつきとめ、そして悪の巣窟へと話が展開していき…。犯人の思想もむちゃくちゃだけど、日本を隅々まで障がい者で覆ってやる、という形の復讐は、狂気ながらも迫力があって悪役としてはこれ以上ないオチだったなと思う。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved