糸太 "スマートシティとキノコとブッ..." 2026年9月7日

糸太
@itota-tboyt5
2026年9月7日
スマートシティとキノコとブッダ
スマートシティとキノコとブッダ
中西泰人,
本江正茂,
石川初
これは読み逃していたなあ。初版は2024年9月か。テクノロジー系の分野は進化のスピードが速いから、今ではずいぶん環境が変わっているのかもしれない。でも、それらとどう向き合い、自分たちがどう変わっていくか、といった大きな思想については、これから先も考えていく余地が充分にあろう。 未来図を描く、というのとは違う。むしろ合理性から離れた態度を見直す必要性を説いている。人間を超えた「知性」の象徴としての「キノコ」と「ブッダ」。日進月歩のテクノロジーを軸にして想像される未来よりも、地に足がついたリアリティを感じることができた。 もちろん前近代に戻ろうというわけでもない。進化を止めることなど、それこそ現実的ではないだろう。ますます高度に進化していくテクノロジーを前提として、いったん頭の回転を止めてみたら、予想もしなかった風景が見えてくるかもしれない。 そのヒントがこの本にはたくさん詰まっている。とくに対話篇は刺激的で、付箋ばかりになってしまった。 一番面白く読んだのは津川恵理さんとの対話。しかし、なぜかこの章には付箋が一枚も貼られていない。理由は自分でも分からない。面白くて一気にのめり込んだのに、もしかしたらそれは直感的に過ぎて、きちんとした理解には至っていないのかもしれない。 くしくも練習編で「読んだ本を5年間放置する」という課題があった。 まさに津川さんの章はうってつけである。2031年か。忘れないように、本棚の見える場所に立てかけておこう。
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