
高瀬
@bakush_no
2026年9月7日
選んで、語って、読書会1
北村薫,
宮部みゆき,
有栖川有栖
まだ読んでる
ホラー多めで途中で離脱。
津村さんの『十二月の窓辺』、実体験が元とのことだが、宮部さんの言葉を借りれば、「私の愛する作家になんてことをするんだ!」私はこれ、主人公が窓辺から向こうの入りたかった会社の窓の向こうを見ている、その不透明な感じが、庄野潤三の『プールサイド小景』を連想するんだよね。何はともあれ、V係長のヒステリックさもさることながら、見てみぬふりを決め込むP、「あんたのためなのに」と逃げるように肩をたたく同僚など、おぞましいほどのリアリティ。傍観ほど恐ろしいものはないという。
ラストの三崎亜記『同じ空を見上げて』は、ふっと消えてしまった列車が幻想性を抱かせつつも喪失感も併せ持つ、優れた短編。勝手に『Tシャツが乾くまで』を連想するんです。全然違うけど。
巻末の読書会における、北村薫、有栖川有栖をびびらせながら、『日本扇の謎』は『獄門島』である、と説く独自論は必見。その現場にいたい。
