Ryu "文學界 2026年10月号[..." 2026年9月8日

Ryu
Ryu
@dododokado
2026年9月8日
文學界 2026年10月号[雑誌]
「現実逃避に使える性質をどんなアートフォームも持っている。それはある種のフィクションである以上は仕方がない。というよりもむしろ、現実とは違う足場からわざわざ作っているのにそこになぜリアリティを築こうとするのかの返答が、純文学って何だよ、という疑問の肝であるようにも思う。  言葉は物事を接続すると同時にその対象を世界から切り出すもので、何かを言えば、その言葉の指し示す以外のものが浮き彫りになる。「あなたは優しいひとだ」と言えば、「あなた」と「優しさ」は繫がるけれど、その世界にいる「あなた」以外のひとが「厳しいひと」になり、「あなた」の中の「優しい」以外の部分がそこでは捨てられる……みたいなことを重ねて重ねて文章はつくられ、お話は語られる。接続と分断が同時に常に行われるのが言葉の性質だ。」 (駒田隼也「埒外な言葉づかい」)
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved